１．基準

評定平均値：なし、資料提供者自己平均値：3.6
その他の条件：英検・ＴＯＦＥＬ・ＴＯＥＩＣ、簿記などの諸資格、文化・芸術活動、スポーツ活動、ボランティア活動等、客観的に証明できるものを有すること。

２．試験の種類…論文（当日）、面接、その他（志望理由書〔自己推薦書〕を郵送する）

《論文》
時間：60分、文字数：100字×２、150字、300字
テーマ：
｢家族の条件―豊かさのなかの孤独｣という文章を読んで設問に答える。
第１問 要約問題―｢現代の若者｣と｢旧世代の大人たち｣の生き方をそれぞれ要約せよというような設問。（100字×２題）
第２問 内容をふまえた上で自分の意見を問う設問。（150字）
第３問 内容をふまえた上で自分にとっての｢キャリアデザイン｣とは何かを問う設問。（300字）

文章の全体的な内容としては｢現代の若者｣と｢旧世代の大人たち｣の生き方を（職としての）｢業（ごう）｣という観点から比較し、若者の生き方に疑問を投げ掛けるというものでした。設問の形式は昨年の問題とあまり変わらず、問われている内容も似ていたので、試験を受ける前に必ず過去問を解き、一度は誰かに添削してもらうことをおすすめします。第１問目は国語のテキストの要約問題を普段の予習で解いていれば大丈夫です。第２、３問目に関してはネタ集めとして新聞を読むようにするといいと思います。私は特に職業に関する記事や、文化面で取り上げられている頻度が多いと感じた｢工芸｣の記事に注目しました。

３．その他、アドバイス等

面接のときに一番大切なことは、不自然でない程度に“笑顔”でいることだと思います。面接官にも堂々とした感じと好印象を（多分？）与えると思うし、何より自分自身も｢自信あるかも!!｣という気になります。面接官も親切な人たちだったので場の雰囲気も和やかでした。ただ、面接官側は質問の的を絞っている印象を受けました。志望理由書のなかで最も目立つＰＲ事項は特にしっかりと伝えられるようにしておくべきだと思います。小論に関しては塾や学校の講座、個人的に誰かに添削を頼むなど自分に合った方法を利用して、受験勉強の妨げにならない程度に様々なジャンルの問題を解いて｢小論文の型｣に慣れておくとよいです。
あとはオープンキャンパスで学生の方と話したりして、十分に大学を知ったら、本番は自信を持って、笑顔で臨んで下さい。