お茶ゼミブログ
2022/2/23 国語 秋元
僕は2浪生で、遊び呆けています。
尾形先生に慰めてもらおうと思ったら、
「いや、さすがにまずいですよ、、今まで何やってたんですか。
ちょっともう間に合わないんじゃないかなあ」と呆れられ、
あー、だったら3浪じゃん、21になっても受験じゃん、無限地獄だ、、
と暗澹たる思いに駆られたところで目が覚めました。
受験が終わって30年も経つのに、この手の夢をたまに見ます。
二十歳までだらだら受験生活を送ってしまったからでしょうか。
受験はやるべきことをやるべき時期までに仕上げて、
現役で行きたい大学に進学することに越したことはない、
とつくづく思わされます。
今年も合格の報告が続々と寄せられています。とても嬉しいし、
そのたびに僕のトラウマも少しずつ浄化されている気がします。
毎回心から万歳です。
一週間ほど前、受験最中の生徒がお茶ゼミに立ち寄りました。
お、調子どう、と声を掛けようとしたら、
その子は今までにない大人びた澄んだ眼差しをしていて、
思わず息を飲んでしまいました。
2年間ほど見てきた顔なのに、初めて会うような、
ちょっと神々しささえ感じさせる佇まいでした。
「いい顔してるなー」と口にすると、
「そうですか??」「お、おう、なんかシュッとしてるよ」
「ありがとうございます。なら明日の早稲田、受かりますね(笑)」
「お、おう、受かるよ」
というやり取りがあって、この子はきっと受かるだろう、
受かるべきだ、と祈る気持ちでいたのですが、
見事合格の報告がありました。
受験は大学入学の資格だけではなく、それ以上の何かをもたらす気がします。
僕の精神年齢はどうも受験前後の二十歳あたりを
ずっとうろうろしているのですが、
生徒の方は毎年一気に急に凛々しくなって颯爽と巣立っていきます。
頭(こうべ)が垂れます。
僕からさんざん怒られて、おまえ絶対浪人するぞ、
昔のおれと同じだ、と言われてきた男子生徒も
しっかり志望校に合格したとの連絡がきました。
「秋元先生に怒られたおかげです」と言われると
頭を垂れるしかありません。
みんな、かっこいいです。
春交交(こもごも)。
見事合格した生徒も悔しい結果になってしまった生徒も一様に春を迎えます。
高3生が卒業し、新たなお茶ゼミ生がこの春から仲間に加わる、
という意味でも春こもごも、です。
2022年度もいろいろなドラマがあると思います。
しっかり見届けさせてください。
よろしくお願い申し上げます。