お茶ゼミブログ

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2021/11/12 国語 秋元


魔の月


今回は高3生に向けて書きます。

受験期の中で心身ともに一番きついのは、

当然ながら直前の1、2月でしょうが、

精神的に最も不安定になりやすく調子を崩しがちなのは11月、

まさにこの時期なのではないかという話をします。


僕自身の経験からも毎年生徒たちの動向を見ていてもそう感じます。

せっかく仕上げてきたものが霧散しだすというべきか、

注意力散漫・理解力低下の様相を呈し、

支離滅裂な解答を口走ったりする受験生が

どうも11月に多いように思うのです。


要因はいくつか考えられます。

一足早く推薦等で大学合格を

手中に収めた受験仲間が目につき出すこと。

共通テストまで2か月ほどという中途半端な直前感。

もう間に合わないような、まだ追い込みをかけなくてもなんとかなるような、

いまさらどうにもならないような、

いまだにテストを受けることにリアリティがないような、

ピントが合わない状態。

街中やテレビから漏れ出てくるクリスマスソング。

朝晩は凍える寒さで冬の到来かと思うけど

日中はまだ夏の続きのような小春日和。

いろいろなことが宙ぶらりんで、

宙吊りにされた状態の中で現実感を喪失してしまうことが

11月の魔の要素なのかもしれません。


足場がぐらついた生徒は2パターンに分かれます。

そのまま坂道を転げ落ちていく生徒と、

冬期講習が始まる時期(オリオン座を南天に仰ぎ見る頃)くらいから

憑き物が落ちたように俄然調子を取り戻し、

一気に巻き返してきっちり志望校の合格を勝ち取る生徒。


どうすれば後者のパターンに引き戻すことができるのでしょうか。

端的にアドバイスを2つ挙げておきます。

1つはスランプの時こそ

ルーティン・ワークの継続・徹底にこだわってください。

「未来は土の中にある」。

冴えないときは根を生やせ、です。


お茶ゼミ生に言うなら、ダメな時こそ休まないでください。

はいつくばってでも教室に足を運んでください。

そのうち霧が晴れます。

というかそのためにお茶ゼミがあるのですから。



もう1つは偽りの友情(SNSも含む)に逃げないでください。

孤独に耐性をつけてください。

自分で自分を慰撫・鼓舞することを知ってください。

どうしても抱えきれない場合は、

信頼できる人に1度だけぶちまけてください。

但し、1度だけです。

依存してはなりません。自分の人生ですから。


以上はあくまでも私見ですが、僕の心からの願いです。

この一文が多少の魔除けになったら幸いです。


未来は土の中にあるhttp://blog.benesse.ne.jp/ochazemi/blog/goukaku/2015/05/post-252.html



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