お茶ゼミブログ
2021/8/4 理科 輪島
お茶の水ゼミナールの輪島です。
今回は昨年度の物理の出題傾向についてお話します。
残りの1/3を波動または熱力学となっていることに
大きな変更はありませんでした。
この点から言っても、やはり力学と電磁気学ができることは、
受験生にとって、とーっても大切なことですね。
そして、原子分野は高校物理に復活して数年が経ち、
ここ1、2年はその出題も目に付くようになってきたと感じています。
昨年度入試ではコロナへの対応・措置のために、
全国大学入試問題正解という本の総括を見る限りでは、
原子分野からの出題の割合はやや下がったようですが、
共通テストで出題された力学と原子分野の融合問題や
東大・京大・阪大・理科大などの主要難関大での出題された問題を見ると、
一定以上の大学ではその理解を問う問題が
積極的に出題されているように思います。
立教大でも出題されているため、
GMARCHでも出題される可能性があることを認識しておくといいでしょう。
また、共通テストでは「思考力を問う」という名目で、
日常の現象を物理的に考察する問題の出題が目指されています。
共通テストではダイヤモンドの光る原理が出題されましたが、
東大でブランコの立ちこぎの仕組みや、
金沢大での一輪車の走行、
医科系の大学での生物学的なテーマを物理を用いて考察する問題など、
さらには、芝浦工大などでも
ジェットコースターや電気ウナギをテーマとした問題が出題されました。
以上のように、特色のある出題をまとめると、
この傾向が大変おおきな流れに見えるかもしれませんが、
大多数の大学ではオーソドックスな出題が多いのが現状です。
しかし、偏差値が早慶以上の難関大では差がつく問題になり得るので、
一定の経験を積んでおく必要があると思われます。
一見、目新しく見えても、
オーソドックスな問題の延長として考えれば
しっかりと正解にたどり着けることを、
身をもって経験して知ってもらいたいです。
経験が浅いと、そのような問題にいざ直面すると、
ドキドキして頭もうまく回らないですよね。
そこを落ち着いて、思考できるように慣れていくのが
過去問演習だと思えばいいのです。
(注)この時期の3年生でも多くの生徒は入試問題に取り組んでみると、
オーソドックスな問題でもまだまだ完答しきれないので安心してください。
ここまでしっかりと理科を勉強してきたのなら、
ここからの演習で大きく点数が伸びます。
一番、大切なことをここから書きます!
以上が、昨年度の入試から見える特色のある事項ですが、
ここまで書いてきたことばかり出題される大学なんてないですよ!
ほとんどの大学はオーソドックスな問題が出題されますし、
たとえ上記のような問題が出題される大学でも
オーソドックスな問題ももちろん出題されます。
ですので、今、目の前の皆さんが取り組んでいる問題が何より大切なのです!
まずは、それを何も見ないで完答できるようになりましょう。
そして、そこがスタートラインで、上位の難関大では、
原子分野まで勉強が行き届いて融合問題にも対応できるか、
目新しい問題でも対応できるかで差がついてしまう大学があり、
計画的な学習が必要だから、頑張ってねということです。
この時期から、冬にかけて、高3生は理科の得点を伸ばしていく時期です。
本腰を入れて頑張ってください。