お茶ゼミブログ
2021/3/31 英語 尾形
今日は、ちょっとした学習面のアドバイスについて。
某有名ホテルの料理長を長年勤められていた、
村上信夫というシェフがいらっしゃいます。
この方が「仕事から帰った後、1時間勉強しなさい。
1時間だけでも、やらない人と比べると1年間で365時間の差が出る。
これは大きい」というようなことをおっしゃっていたそうです。
ご本人自身、フランス料理に関する膨大な知識を
そうやって培っていたそうです。
これは結構すごいです。 なかなかできることじゃないです。
村上信夫さんと比べたときに、 僕のスケジュールなど
そんなに詰まっているわけじゃないんですが、 それでも難しい。
しかし、全くやらないよりは少しでもやったほうがいいので、
心掛けてはいます。
昨年度は、徹底的に英語のニュースを聞いて、
時事的な話題にキャッチアップするということをやっていました。
最近は、ボキャブラリーの講座を新たに担当することもあり、
etymology(語源学)に関する本を少しずつ読み進めています。
知らないことがまだまだたくさんあるなーと日々感じつつ。
「この表現は/この話題は参考書ではあまり見かけないけど、
大学受験で出る可能性はあるよ」なんてことを授業中に時々話します。
それで、実際出題されて生徒さんが喜んで報告にくることがあります
(なんか自慢みたいですが、本当だからしかたない)。
先日のブログで書いた、quarantine(隔離、検疫)
という単語を 最近よく見るぞ!
→早稲田文化構想の長文で出てくるなんかはそうですね
(ちなみに早慶では複数学部でコロナウイルスに関する長文が
出題されました)。
そういう「参考書ではあまり見かけない話」って、
大体上に書いたような
「プラス1時間の自分の興味からやった勉強」
から得たものが多いです。
話を皆さんにあてはめて考えてみましょう。
と言われても......、と思うかもしれません。
仕事から帰った後の勉強と言われても、
勉強が仕事みたいなもんだからどうすりゃいいんだ。
「仕事としての勉強」の後に「自分の興味からやる勉強」をやる、
と考えていいでしょう。 英語という教科はこれが結構できます。
つまり自分が好きな話題についての記事を英語で読む、
ということです。
音楽、スポーツ、ペット、ファッション、話題は何でも構いません。
自分が気になるワードで検索すれば、
無料で読める記事がどんどん出てきます。
時間も1時間かけなくともいいでしょう。
30分でも、15分でも。 やらないよりははるかに良いです。
こういう形で得た知識は、強制的な勉強で得たものと違い、
なかなか忘れません。
こういう勉強で得たことが、
実際の試験に役立つということは実は驚くほどあるんですよ。
保証します。
特に時間に余裕がある高1、2生の皆さんには特に試してほしいと思います。
それでは、また。