お茶ゼミブログ

2021/3/17 理科 輪島
細胞などの微小な物体を捕捉および移動することのできる技術で
2018年にノーベル賞を受賞しました。
そんな光ピンセットの原理が
2021年の東大の物理の第3問で出題されました!
高校生でもしっかりと考えられる問題になっていました。
(ちょっと長文の問題で時間的にも厳しいし、
やや難しい問題ではありました。)
もう、20年も前になるんですね、、、
2000年に早稲田の理工で出題されたこともあります。
この当時はまだ新しい技術で
なかなかチャレンジングな出題であったように思いますが、
近年、ノーベル賞も受賞した技術で、
様々な場面での応用が実現してきた背景もあり、
再びスポットライトが当たる問題になったかと思います。
今年はコロナの影響もあり、
教科書の発展的な内容を出題しない配慮を求められておりました。
しかし、今年度の入試をみていると、思いのほか、
教科書の一番最後の原子分野からの出題も多く見られました。
共通テストでも出題がありましたね。
来年以降も原子分野からの出題が十分に考えられるので、
原子分野でもある程度発展的な演習が積めるだけの余裕をもって、
受験生活を送ってもらいたいと思います。