お茶ゼミブログ

2021/2/17 地歴公民 片岡
今年は節分が、1897年以来124年ぶりに2月2日でした。
1897年と言えば、日本では貨幣法が制定されて金本位制が確立した年ですね。
日本史受験者は必須の年号なので覚えておきましょう。
東日本大震災から10年と、本当に時間が経つのは早いなと思います。
2002年の3月にニューヨークにいって、
貿易センタービルの跡地をみた光景は今でも目に焼き付いています。
前置きはこれくらいにしておいて、本題に。
【高校3年生へ】
入試もいよいよ終盤戦に突入するころですね。
本当に今年の高校3年生は、共通テストやら大学入試改革、
さらにコロナ禍で振り回された1年でした。
その中で、本当によく頑張りました。
受験が終わったら、自分自身を褒めてあげてください。
そして、進路などが決まったら、
お茶ゼミ生は合否報告メールで連絡をください。
ブログへのコメントでも構いません。
少し早いですがお疲れ様。
【高校2年生&1年生へ】
巷で話題になっている、ある文を紹介したいと思います。
太宰治『正義と微笑』
「勉強というものは、いいものだ。
代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、
もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。
植物でも、動物でも、物理でも化学でも、
時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。
日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、
将来、君たちの人格を完成させるのだ。
何も自分の知識を誇る必要はない。
勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。
覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、
カルチベートされるということなんだ。
カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記している事でなくて、
心を広く持つという事なんだ。
つまり、愛する事を知る事だ。
学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、
かならずむごいエゴイストだ。
学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。
けれども、全部忘れてしまっても、
その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。
これだ。これが貴いのだ。勉強しなければいかん。
そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。
ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ!」
どうですか?深いでしょう。特にカルチベートという使い方。
これに対する思いは次回以降のブログで書こうかなと思っています。
質問待ってます(笑)
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