お茶ゼミブログ
2020/12/30 国語 秋元
今年のブログのトリは僕になりましたね。
推薦合格した生徒からの手紙や
10年前からの卒業生からのメールや街端での再会やらと、
うれしい声をたくさん聞く機会に恵まれました。
以前にも書きましたが、
不思議なことになぜか僕が弱っているときに
申し合わせたかのように エールが舞い込んでくることがあるのです。
虫の知らせでもあるのでしょうか。
ともあれありがたいかぎりです。
とうわけで、今僕は弱っている最中なので、前回の続きを簡潔に記します。
今年の話題は今年のうちに終わらせておかないと気持ち悪いですからね。
③自己矛盾を起こすタイプ
本格的な大学入試ほど、ある一つのことを問うてきたりします。
たとえば問2・問3・問4がみんな同じことを聞いている、
ということがよくあるのです。
その際に自己矛盾(行き当たりばったり)を起こしてしまうと、
できたはずの問題を間違えて無駄に点数を落としてしまい、
合格から遠ざかりますよ、ということです。
大事なことは、普段の鍛錬で習得した「構え」を変えてはならない、
ということです。
「受からなきゃ」「正解しなきゃ」と思うあまり、
皮肉なことにかえって力が発揮できなくなることを僕は恐れるのです。
もちろん「受かる」ために受験するわけですが、
本番ではただ目の前の問題にいつもの「構え」で淡々と臨んだ方が、
一番いい結果を得られると思います。
違和感がある問題は「悪問」だと切って捨てるくらい、
「自分」を信じてあげた方がむしろ頭が回転してくれます。
そのためには当然ながら「自分」を信じることができるくらい
あらかじめ十全に「構え」を叩きこんでおかなければならない、
ということが大前提になりますが。
④孤独に弱いタイプ
人間は社会的動物ですから、みんな孤独には弱いです。
僕なんか特に弱いタイプで、
たとえば僕は今まで一度も一人で映画館に行ったことがありません。
映画を見終わった後、よかったねー、とかこわかったよー、
と言い合う相手がいないと耐えられないくらい孤独に弱いタイプなのです。
ですが、受験に関しては期間限定でいいから
孤独に向き合う時間が必要となります。
ある程度までは仲間とともに励まし合いながら、
でも最後の追い込みは自分で自分を叱咤激励することができる
精神力が勝負強さ(試験力)をもたらすと思います。
志望校に合格した少なからぬ生徒が 自主的にスマホ断ち(SNS断ち)していた、
という事実に僕は感銘を受けます。
前にも書きましたが、
孤独に弱い僕を この時期から受験が終わるまで励ましてくれたのは、
「オリオン座」でした。 今年も満天の夜空に輝いてくれています。
よかったら見上げてみてください。
それでは、今回はこれくらいで。良いお年を!