お茶ゼミブログ
2020/11/11 英語 尾形
お茶ゼミでも共通テストの対策授業が始まりました。
何といっても「長文をひたすら読み続けなければいけない」、
これがものすごく大変ですね。
そこもふまえ、共通テスト対策授業では、
僕も他の授業とは教え方をやや変えています。
「長文をひたすら読む」ですが、
これをもう少し掘り下げると次のようなことになります。
①多種多様な長文がわんさか出てくる。
②「物語性」がないものがほとんど。
①に関して。
頭の切り替えが大変です。
共通テストは短い文章素材も多いですが、
短いから楽というわけではないですよね。
次から次にちょこまか出てくる長文に対応するのは
思った以上に頭にストレスがかかります。
②に関して。
例えば、慶應大学の文学部は1000ワード超の
いわゆる「超長文」が登場します。
もちろんこれはこれで大変です。
しかし、それだけ長いと、いったんその文章の「物語」
(論理性といってもいいかもしれません)に乗っかってしまえば、
ぐいぐい読めるということもあります。
国立、私立に関わらず、いわゆる一般の「大学受験」問題のほとんどは
「物語性」をもつ文章です。
それに比べると「ミート&ポテトパイの作り方と、作った人の感想」
(共通テスト試行問題)などという文章素材は頭に入りにくい。
ひとことで言うと「ダルい」。これは皆さん感じていると思います。
「眠くなる」という意見ももらいました。どうすればいいでしょうね。
練習あるのみです!! 頑張ってね!!
それでは!!
と終わってもいいのですが、さすがに無責任でしょうから、
いくつか練習法を。
お茶ゼミの生徒さんであれば、今からでも遅くないので、
『共通テスト対策』講座を受講するというのが一番の近道ですが、
それ以外にも家庭でできることをいくつか書きます。
・センターの第3問以降の演習、早稲田文学部/文化構想学部の演習
「長文がわんさか」に対する対策です。
共通テスト、問題形式は変わったとはいえ、
難易度、テイストなどはやはりセンターに似ています。
読解問題である第3問以降を、60分程度で解くという練習は効果的です。
また、英語力に自信がある人は
早稲田大学文学部・文化構想学部の問題演習はおすすめです。
「ちょこまかちょこまか長文が出てくる」というストレスのかけ方は、
共通テストと似ています。
この両学部は最後が英作文問題ですが、
それも読解の内容理解が基盤になっているので、やって損はありません。
・ネットでニュース記事を読む
②に対する対策として効果的です。
ニュースというのは、多くが現象の描写、事実の列挙という
「物語性」の薄いものが多いですよね。
ここらへん、共通テストと似ています。
また、ふつうの入試問題ではあまりお目にかからない
「日常生活に関連する語彙」が多く出てくるのも、
共通テストの特徴ですが、この部分の対策にもなります。
The Japan Timesなど、日本のことを扱っている記事は、
皆さんも身近に感じることができるでしょうから、おススメです。
上にも書きましたが、「練習あるのみ」です。
対策を行ったかどうかで結果はまったく違ってきます。
頑張りましょう。