お茶ゼミブログ

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2009/8/10 国語 秋元


早稲田への漢文①


村上春樹の新刊「1Q84」が出た時、

「IQ84」だと思ったのは僕だけだろうか。



IQに僕はちょっとしたトラウマがあって、

だから見間違えてしまったのだろうか。・・・


小学生の頃、IQテストを受けさせられたことがあって、

その結果を母親に訊いた時のことを僕は鮮明に憶えている。

本当にそれはそれは滋味深い母性溢れる笑顔でこう言った。



「123だったわよ。よくがんばったわねえ。だからあきやは頭がいい子なのよ」。



それを聞いて僕は

「前から俺は只者じゃないと思っていたが、やはり天才だったか」

とすっかり「123」というIQが内面化されてしまった。

ちなみにIQは85から115までが平均とされている。



中学生になって初めて数学で赤点なるものを取ったときも

「ま、俺123だし」。

高校になって身長が止まってチビ決定のときも

「まあ、でもIQは123あるし」。


ところが、だ。

1浪時、お袋は唐突に鬼女の如き形相で俺に吠えた。

「お前、まさか自分のこと、アタマいいと思ってんじゃねえだろうな?!

IQ123って思ってんだろ? わははは。

お前の本当のIQはな、113なんだよ! ばーか!!」

酷すぎる。勘違い犬だったのか、俺は。まるでボルト。

…ボルト見たいなあ。



ともあれ、自我を崩壊した僕はそれからたしかに

ブルブル震えながら受験勉強に向き合うようにはなったのだ。

「死と再生」ってやつですね。


さて、前回予告した「早稲田への漢文」、いきます。

年々、漢文に警戒心というか恐怖心を抱く受験生が増えているのを感じます。

たしかに漢文は難しい。

実は全教科の中で一番負担が強いといってもいい。

漢文を究めるには圧倒的な知性が必要です。

当時最も英語が出来た夏目漱石がそれ以前に優れた

漢文の教養の持ち主だったことは偶然ではないと思います。



ですが、「受験」に限った場合、漢文ほどおいしい科目もありません。

センター試験50点分を稼ぐのに

最もコストパフォーマンスがいいのが漢文なのです。



だから、「漢文? 無理!」とハナから捨ててしまうのは

すごくもったいないです。

早稲田には漢文が出るというだけで

志望を変更するなんて聞くと身悶えしちゃいます。

でもこの10年でそういう生徒がめっきり増えました。

ですから今から数回にわたって、漢文の攻略法を伝えていきます。


まずは、「漢文」の定義から。

そこから「漢文」対策に必要な要素が自ずと浮かび上がってきます。

受験業界では昔から「漢文1ヶ月」という言葉があるくらい、

その要素は意外と少ないのです。


「漢文」とは、…あ、1000字超えてる! 次回。




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