宇宙への憧れと戦略兵器~V2からアポロ計画・・・いま~

はじめに

宇宙への憧れ・・・

この空のむこうはどうなっているのだろうか・・・

月に行ってみたい。銀河系を体感したい・・・

「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から採取してきた砂の中から、たんぱく質の材料となるアミノ酸が20種類以上発見されたという話ですね。

アミノ酸は生命の原点だから・・・

そして「水」まであったとか・・・

私たちに生命を贈ったものは宇宙からの「隕石」だったのかもしれない。

小惑星リュウグウの試料
小惑星リュウグウの試料 【画像の引用元

『宇宙戦艦ヤマト』・・・アニメのロマンが、いまでも続くのはなぜだろう。

『銀河鉄道999』・・・鉄郎・メーテルは、いまも色褪せることがない。

NASAに「UFOの研究チーム」がスタートしたというニュースがあります。

宇宙への夢が、どんどん広がっていきます・・・

君は、スマホでGPS(全地球測位システム)をオンにしていますか?

GPSは、元々は「軍事用に開発されたもの」です。が、定着していますね。

ウクライナの戦争でも、有効に活用されています・・・。

探査機はやぶさ2
探査機はやぶさ2 【画像の引用元

受験アドバイス

残念ながら、全ての宇宙の研究開発は、「戦争」に繋がっています。

膨大な予算をカバーするだけの政治的・軍事的・経済的効果が計算できるからです。

有名なものは、ヒトラーの「ロケットV2」の開発ですね。開発者ベルナー・フォン・ブラウンは、元ナチス親衛隊(SS)の隊員です。が、空への憧れが強く、アメリカに渡って「アポロ計画」などに貢献しました。矛盾していますが事実です。

軍事パレードは、最新兵器の展示場

中国や北朝鮮の軍事パレードをテレビで観ますが、凄いですね。これは、国内・外に見せるショーです。権力の強さをアピールするものです。パレードの中心は最新兵器。「これだけの兵器を持っているぞ!」という宣伝です。

中国の軍事パレード
中国の軍事パレード 【画像の引用元

受験アドバイス

第二次世界大戦で敗れたドイツの「科学者の大半」は、アメリカに連れていかれ、ロケットなど「戦略兵器の開発」に従事することになります。その代表者がフォン・ブラウンです。彼はまた、月に人間を送り込む「アポロ計画」の中心人物になり、ロケット開発を担当し、成果を出しています。「科学者と政治の関係」を考える上で重要な存在ですから、入試のテーマになるかもしれません。

地球は青かった

世界大戦後、「V2の開発者や設計図」をゴッソリとアメリカに持っていかれたソ連は、残されたV2の残骸を基に宇宙開発を進めざるを得なかったのです。しかし、1957年10月4日。ソ連は世界で初めて「スプートニク1号」で人工衛星を成功させました。ソ連の宇宙開発の責任者は「セルゲイ・コロリョフ」でした。これまで、宇宙開発の優位を誇っていたアメリカは「スプ―トニク・ショック」を引き起こし、慌てました。

スプートニク1号
スプートニク1号 【画像の引用元
セルゲイ・コロリョフ
セルゲイ・コロリョフ

それが、ソ連の1961年4月のガガーリンの「地球は青かった」に繋がります。これは、人類として初めて大気圏外に出た宇宙飛行士の有名な言葉です。

ガガーリン
ガガーリン 【画像の引用元
宇宙の中の地球
宇宙の中の地球 【画像の引用元

アメリカの「スプ―トニク・ショック」は「マーキュリー計画」になり、有人飛行計画が展開することになるのです。そしてついに、1962年、アメリカはアトラス・ロケットで「有人地球周回軌道飛行」を成功させます。

こうして、アメリカとソ連の熾烈な宇宙開発競争が展開します。「科学と軍事力」がつながり、開発が促進されました。夢と現実です。

受験アドバイス

「世界宇宙飛行の日」は、ガガーリンが「ボストーク7号」で宇宙に飛んだ「1961年4月19日」です。20年後、アメリカのNASAのスペースシャトル「コロンビア」が、1981年4月12日に飛びました。日本の「宇宙の日」は9月12日。毛利衛さんがスペースシャトルで宇宙に飛び立った日です。宇宙が入試のテーマになるでしょう。

月面着陸「アポロ11号」

アポロ11号の月面着陸を私はテレビで観ましたが、「すごいことをやるなぁ!!」とショックを受けました。スプ―トニク・ショックを受けたアメリカのケネディ大統領は、ついに1969年7月20日、宇宙飛行士アームストロングとオルドリンの二名を「月面に着陸」させることに成功しました。アポロ計画は、「人間を月に送り、安全に帰還させる」という画期的なミッションで実行されたものです。アポロ計画は、その後五回の月面着陸を行い、12人が月面を歩きましたが、1972年にすべての月飛行計画が終了しました。

アポロ計画は、NASAによるマーキュリー計画・ジェミニ計画に続く三度目の有人宇宙飛行計画で、そこで使用された「アポロ宇宙船」や「サターンロケット」は、スカイラブ計画やアポロ・ソユーズテスト計画で使用されました。

受験アドバイス

スプ―トニク・ショックを受けたアメリカは、宇宙開発競争を通して、科学教育・研究の重要性を再認識しました。「ソ連に負けてはならない」という危機意識の中で、軍事・科学・教育に再編成を積極的に行ったのです。ソ連が、戦略弾道ミサイル搭載潜水艦をアメリカに先駆けて配備したり、大陸間弾道ミサイル開発で先行したりするなど、軍事技術でアメリカが圧倒される出来事が続いたからです。結局、競争はアポロ計画・月面着陸成功によって収束しましたが、これが冷戦の転機となりましたね。

宇宙開発と女性の活躍

アメリカの宇宙開発でも、忘れてはならない女性の一人は、「マーガレット・ハミルトン」です。彼女はNASAのアポロ計画に参画し、「ソフトウェア工学」を開拓したのです。

マーガレット・ハミルトン
マーガレット・ハミルトン 【画像の引用元

NASAに搭載するコンピューターは、まだ、未熟でしたから、MIT(マサチューセッツ工科大学)やIBM(International Business Machines Corporation)などと協力して、新たな技術を次々と開発する必要がありました。ハミルトンは、MIT器械工学研究所に在籍していましたので、コンピュータープログラミングのコアとなるアイデアを発案・開発したのです。「ソフトウェア工学」は、アポロ計画に始まり、いまでは、ほぼすべての人が使う「ポータブルコンピューター」の誕生につながったのです。

アポロ計画のようなビッグなものは、機器の開発・遠隔通信・コンピューター・統計的な手段を用いる「電子工学」の発展が大きく寄与しました。

受験アドバイス

戦略兵器が、実際は「どのレベル」まで開発されているのかわかりません。秘密です。映画の『007』などをみると、高いレベルの兵器・武器を駆使した画面が登場します。この方面に詳しい友人は「これは、公開してよい旧い武器にすぎない。実際は、この数倍の高いレベルの武器が開発されている」といいます。

移動中のロシアの軍事車両とみられる車列をとらえた衛星写真
移動中のロシアの軍事車両とみられる車列をとらえた衛星写真 【画像の引用元

受験勉強も同じです。希望を達成するためには、緻密な計画を立てることが大切です。どんな計画でも、想定外の事件があります。アポロ計画でもありました。これを「乗り越える力」があったら合格(成功)しますが、実力がなければ挫折します。何事も中途半端ではダメです。

夢と現実の間で

これまで人類は、「人工衛星」「宇宙探査機」「宇宙ステーション」等たくさんの人工物体を、宇宙空間に打ち上げてきました。

国連宇宙部がOuter Space Object Indexというサイトで、過去に打ち上げられた人工物体を公開しています。それによれば、2021年の12月時点で12,000個を超える登録があるそうです。

日本のJAXAが開発したものをあげれば ①通信・放送衛星で「きずな」や「きく8号」など地上との通信インフラを担うもの ②地球観測・気象衛星で「いぶき」や「だいち」など地球環境を観測し、地球環境変動に貢献するもの ③天文観測衛星は「あかり」や「すざく」など、宇宙から発するX線や赤外線などの電磁波を観測し、宇宙について解明するもの ④月・惑星探査機では「かぐや」・「はやぶさ」など、太陽系の惑星、月、小惑星を直接探査するもの ⑤技術開発・試験・工学実験衛星「きく(ETS)」シリーズや「MUSES」シリーズなど、新しい技術や工学的な試験をするものがあります。宇宙工学は人気がありますね。

受験アドバイス

君は「ドリーム:原題『Hidden Figures』」という映画を見ましたか?

この映画は、NASAを支えた黒人女性たちを描いていますが、中心はキャサリン・ジョンソンでアメリカの数学者です。NASAの従業員として、彼女の軌道計算は、有人宇宙飛行の成功に決定的な役割を果たしました。黎明期のコンピューターが宇宙開発に活用される際の手助けをしました。彼女の業績として、アラン・シェパードのアメリカ初の宇宙飛行・ジョン・グレンのアメリカ初の地球周回飛行を含むマーキュリー計画における、打ち上げ軌道・打上げウィンドウと緊急帰還軌道の計算・アポロ計画での月着陸船と司令船のランデブー飛行の計算などが挙げられます。

彼女の計算はスペースシャトル計画の開始にも不可欠であり、また火星探査ミッションの計画立案にも携わりました。すごいですね。

宇宙ステーション
宇宙ステーション 【画像の引用元

2021年のJAXAの「宇宙飛行士」の募集に、4,127名の応募があったそうですね。若い人だけでなく、60歳以上の人も69名いたそうです。宇宙への夢・憧れを持つ人は年代を超えていますね。皆さんで是非「戦争の臭いを消して発展」して欲しいです。

(安達昌二:お茶ゼミ√+特別顧問)

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