Benesse お茶の水ゼミナール
英語
爛熟のセンター

問題形式は昨年を完全踏襲。各問題の洗練度はさらに向上。しかし全体に難度は下がっている。

逆に言えば「今年ならでは」という特徴に欠ける今年度の問題ではあったが、センター試験作成部会が英語力にとって重要だと考えるポイントは常にも増して明快であった。難問はないが、これで満点が取れればその英語力は確かなものだ。

以下、具体的に見ていこう。

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リスニング
Be Sensitive about Information!

センター試験リスニング問題には大きな問題変更は見られなかったが、やや難易度の高い単語が答えの選別の際に現われたことから、全体的に難易度は昨年(2016年)より高くなったと思われる。センター試験リスニングでは主に次のことが求められる。

1. 選択肢の語(句)と読み上げられる語(句)のパラフレーズ(言い換え)の把握
2. 情報整理問題の把握
3. 状況の把握

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数学IA
くじ引きは神様の順列

典型的な問題が並び、平均点も上がると予想される。
お茶ゼミの直前特訓『センター試験予想問題演習』と第3問が全く同じ設定の問題で、大的中。
しっかり直前期も勉強したお茶ゼミ生へのご褒美だった。
昨年度も数学IIBで群数列が大的中。お茶ゼミの直前特訓を受けていると良いことが二年連続おこった。
お茶ゼミの数学科の先生方の各問題に対する感想と今後の対策を紹介して行こう。

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数学IIB
等差×等比の和、いい加減できてください。

奇抜な問題はなく、誘導もきれいにされているので、しっかり準備した受験生にとっては簡単な試験だった。平均点の上昇が予想される。
第3問数列の等差×等比の和、これはお茶ゼミでは何回練習したかわからない。絶対できていないといけない。
お茶ゼミの数学科の先生方の各問題に対する感想と今後の対策を紹介して行こう。

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国語
「『骨太』×『すっきり』=『やや難化』」

今年のセンター国語は、本文は現・古・漢いずれも本格的な文章であったので第一印象は圧倒されたかもしれませんが、押さえるべき点(後述します)を押さえておけば選択肢は至って明快に捌けるものばかりだったので、「実力」が例年以上にクッキリと点数に反映されたであろうと思われます。昨年度が古文を中心にゆるいものであったので平均点は下がるでしょうが、自分の点数は真摯に受けとめるべき良問でした。解いていない人はさっそくチャレンジしてみてください。以下、センターを受けた人はもちろん、まだ受けていない高1・2年生に向けて書きます。自分の能力と今後の課題が見えるきっかけになればうれしいです。

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物理
典型問題が多く、高得点が可能!

今回のセンター試験も例年通り、特に歯ごたえのある問題も無く、ウッカリミスが失点の原因となった受験生は多かったんじゃないかな?
昔のセンター試験は、良く練られた、センターならではの問題が見られたんだけど、最近のセンター試験では典型的なやさしめの問題が素直に並んでいるだけなので、物理は高得点を取り易い科目になっている。今年も平均点は比較的高めになると思う。

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化学
難易度高めのまま,安定飛行へ?

新課程となって3年目。高分子の分野の選択問題は必修化されると見込まれていたが,必修化されず。2年目に起こった問題構成の変化も起こらず,難易度・出題範囲ともに昨年と同じ傾向だった。化学,化学基礎分野の全体から出題されてはいるが,化学基礎分野のみを使う問題は出題が少なく,全体的に化学分野に偏った出題となっている。

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生物
今年も解きやすい問題が多かった。

 今年も昨年と同様に解きやすい問題が多かった。選択肢で迷うことがなく知識問題・考察問題ともに正解が選びやすかった。しかし,誰でも点数取れる易しい問題というわけではなく,しっかりと対策を立てた受験生のみが高得点をとれるということです。一つ一つの内容を丁寧に学習し,ただただ問題を解くだけでなく,正解した問題であっても正しく思考できただろうか検討していくこと,このような地道な努力が高得点につながる問題だったと言えるでしょう。

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地学
地学~異常気象~

センター地学(専門)で受験しようとする皆様。
「油断しないでください」
今年は異常です。地学基礎の方が難しい。

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物理基礎
昨年並みの難易度。計算問題が増加したがグラフ問題は減少した。

昨年と同様,基本重視の問題となりました。昨年は計算問題が減少したのですが,一昨年の量にほぼ戻ったといえます。第1問は小問集合(5題),第2問は波動と電気回路,第3問は力学という構成で,昨年と同じです。問題集でよく見られる問題が中心で取り組みやすかったと思います。ただ,内容を正しく理解していないと間違えやすい問題がいくつか見られました。これがセンター試験の特徴であり,教科書に基づいた学習がいかに大事かを示すものといえるでしょう。

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化学基礎
範囲は狭い…だが,簡単ではない!

 化学基礎で学習する範囲は大分狭い。というのも新課程になる以前は文系と理系で同じセンター試験を解いていたため,理論化学も無機化学も有機化学も範囲だったからだ。センター基礎となって文系の君たちの負担は大分軽くなった。なぜなら、範囲は理論化学のみ!新課程となる以前の3分の1程度だ。しかしながら,平均点を見るとセンター化学基礎で高得点を取ることは,簡単ではないようだ。今年の問題を見ながら,化学基礎で高得点を取るためにどうしたらいいかを考えてみるとしよう。

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生物基礎
昨年度にあった考察問題がなくなり、計算問題が出題されたが、定型の計算であり全体的に易化している。

 過去から本年度までのセンター試験をみてみると、教科書の全範囲から偏りなく知識と理解を問うという方針にはブレがなく、変わることはない。よって、受験生が最初に気を配るべきは「不得意分野を作らない」ことだ。もう一つ大事な点は、覚えれば良しという学習方針は捨てることである。知識の問題でも遷移と光合成特性を関連付けて考えさせるなど複数の章をまたいだ知識と理解を求める問題もあれば、恒常性維持の過程でどのような命令がどのような経路でどこに伝えられ、どのように調節がおこなわれるのか?といった相互関連の理解を求める問題など、用語や名称を覚えているだけでは対処できない体系的な知識と理解を要求する問題が出題され、そういった問題でこそ点数差が生まれるからである。

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地学基礎
地学基礎~寒暖の差が激しい~

地学基礎の出題となって3年目であるが,今年は昨年と同程度の難易度であった。しっかりと勉強していれば高得点が期待できるが,何問か判断に困る問題もあったと思われる。全体としてはやや難化か。
さて,マイナー科目「センター地学基礎」です。はっきり言ってしまえば。
① 覚える+理解する ② 演習する
ただ,これだけなのです。①は言うまでもありませんね。化石の名称とその時代は覚えるだけです,しかしただ暗記しているだけでは解けない問題も出題されています…

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世界史B
脱「第2グループ」を意識した学習・II

高2・1生にとって、現時点でのセンター世界史Bは「ストレスの溜まる極めて理不尽なテスト」である。未習範囲からの出題が多くを占めるからだ。おそらく、多くの高2生が40~50点、高1生に至っては30点前後といった得点となり、純粋な少年少女の身に屈辱的な世界史ならぬ「黒歴史」が刻まれたことであろう。無念である。
とはいえ、残り1年(高1生は残り2年)を用いて、この状況を打開しなければいけない。実際に問題を解いたみさんは、体感したであろうが、

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日本史B
ナメちゃいけない!センターで満点を取るための方法。

2017年センター試験は、すごく難しい問題はなかったが、中途半端な学習をしている人がミスをして大量失点してしまう可能性のある問題がけっこうあったと思う。逆にしっかり勉強していたら満足のいく結果を出したのであろうと思われる。では、どのような勉強をしたら高得点が取れるかを発表しよう。一問一答しかやっていない人は必見!

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地理B
昨年に続き大問で2ヵ国間の「比較地誌」が出題。
図表・統計など資料・データを読み取る能力は必須!!

【出題構成】

2017年
大問数…[6題]
マーク数(解答数)…[35]
2016年
大問数…[6題]
マーク数(解答数)…[35]

※解答数が1減った昨年と変わらずの構成

【難易度】
地理的思考力が必要な問題が多く、2択にしぼった後、最終判断に困る問題が多くなっていますので、その分難しく感じたと思います。センター地理Bの平均点は62点~68点のレンジに収束する年がほとんどです。一つの目安に知っているとよいでしょう。1問3点の問題がほとんどです。ですから、例年、この時期、やれ難化した、易化したといっても2問~3問程度の差です。でも点数にすると6点~9点ですね。意外に大きいですよ。ちなみにお茶ゼミの地理クラスはセンター地理の平均点が80点を軽くこえる年がほとんどです。やはりスタートとなる3月から始めると成果がでますよ!!

【新高3生・高2生にむけて】
各大問ごとの出題内容は、地図・図表・統計・画像(写真)などを用いた問題が多いことなど例年通りで、資料・データを読み取る能力が要求されていることが分かります。出題の傾向はほぼ固定されていますので、あたりまえのことですが基本を繰り返した学習と過去問分析がもっとも重要です。新高3生・新高2生になる皆さんは、なるべく早い時期からセンター対策の準備を進めることをお勧めします。英数国より後でよいといった考え方は好ましくありません。実際にはもう1年切っていますから、今日からはじめてください。新高2生も1日も早くその準備に取りかかってください。センター試験を受け終わった過去の先輩たちの後日談であり、最も適切なアドバイスです。

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政治経済
これぞセンター試験!

 センター試験は教科書レベルの問題で、簡単に点数が取れると思っている生徒が多いのではないでしょうか。本年度のセンター政経は、まさにこれぞセンター試験で、教科書レベルの基本知識を知っていれば90点以上は取れるず。ただし、それは1年間、きちんと対策をとった生徒のことです。いくら教科書レベルとはいえ、正確な知識がないと点数は取れません。そういう意味で、非常に良問が多かったのが本年のセンター政経でしょう。

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現代社会
基本的な政経・倫理の知識があれば9割以上の得点は確実!

 今年の現代社会も例年と同様に簡単であったというのが第一印象です。政経や倫理の基本的な知識が整理できていれば確実に9割以上の得点は可能であったと思われます。しかし、お茶ゼミ生ならば現代社会を選択している以上、9割以上の得点は当然だというくらいに考えておいてください。そこで、ほぼ満点に近い得点を確実にマークするにはどうしたらよいのかということを本格的な受験勉強をスタートさせるこの時期にきちんと考えておく必要があります。

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倫理
高得点のためには、教科書の違いを超えた学習が必要。

すでにご存知の方も多いかと思いますが、2013年本試からセンター倫理は一貫して難化路線を突き進んできました。今年もその路線は継承され、現役生にはかなり厳しいセットとなっています。平均点も昨年とそう変わらないでしょう。このような難化の最大の原因は何か。それはセンター試験の出題方針にまで関わる重要な問題なのです。それは全37問中少なくとも8問において……

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倫理、政治・経済
倫理分野まで十分な学習をしないと85点以上は厳しい。

当科目が開始されてから6年目を迎えますが、センター「倫理」と「政治・経済」からそれぞれ第1、3、4問を抜粋(して少し入れ替える)という形で安定したと思います。ただ、2013年以降倫理分野(だけ)が難化したことを踏まえますと、それ以前と比べて、政経分野は当然のこと、倫理分野までしっかりと学習・対策をしなければ、85点以上確保することは難しいと思われる問題セットです。以下、当科目を選択する人のために学習上の留意点を書きますが、当科目を選択される高2生は、「倫理」と「政治・経済」についての速報も必ず読むようお願いいたします。

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フランス語
感覚ではなく論理立てて解こう!

2017年もこれまで同様、フランス語のセンター試験は基礎レベルでした。頭を悩ませる意地悪問題や、ハイレベルな知識を必要とする問題は一つも出てきません。高校3年間、ちゃんと勉強していれば、それなりの点数が取れる作りです。しかし油断してはなりません。ハイレベルな問題ではないからこそ、平均点は高くなります。平均点より上だったから安心…では当然ないのです。

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