Benesse お茶の水ゼミナール
英語
原点回帰!基礎の徹底!

まずは、2016年度のセンター試験の英語の出題の特徴を形式面から述べる。大問数が6問で、解答数が55個である点は昨年度と変わらず、総語数も昨年並みであった。今年度、最も大きな変更点は第5問の長文が物語になったことであろう。本試験での物語の出題は2007年度以来であった。第5問の長文の難易度自体はそれほど高くなかったと思われるが、形式の変更に戸惑った受験生も多かったと思われる。

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リスニング
整理して聞く

今年2016年のセンター試験では新たな形式の問題が現れました。今回取りあげるのは第4問のBです。この問題の特徴は以下の通りです。

1. 会話の場面が日本語であらかじめ特定されている。
2. 登場人物が3人いる。
3. 長い

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数学IA
大問数が減少。ただし、基本的な小問数は増加。条件付き確率が初めて出題。

昨年度6問に対して、5問に問題数が減少した。しかし、第1問と第2問では独立した小問が3題ずつ出題されており、労力が減ったようには感じない受験生もいたかも知れない。特に、データの分析は問題を読むだけで時間がかかる。
また、1次関数の最大最小、条件付き確率、一次不定方程式、記数法など過去にあまり出題されなかったものが見られた。しかし、そんなに難しいものではなかったので、全体として昨年並みと考えられる。

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数学IIB
例年通りの出題。きちんと対策した受験生は努力が実ったはず。

全体として、奇抜な問題もなく、例年通りの出題だった。敢えていうなら、指数対数関数のグラフ、群数列、空間ベクトル辺りが近年は見られなかった問題ではある。しかし、きちんと受験勉強していれば大丈夫だったはず。勤勉であり続けることが大切であることを教えてくれた出題だった。ただし、センター試験と言えど二次試験並みの学習を常にしておくことは大切。基礎学習だけでは足りない事はよく覚えておいてほしい。

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国語
「易化傾向が続く―ミスなく得点を積み上げなければならない問題」

昨年同様、問題の易化傾向が続いたように思われる。平均点5割前後だった2年前・3年前のショックが出題者側にまだ影響しているのだろうか。難問はなく、解答に苦しむ問題は見受けられなかった。難問を強いてあげれば、第1問(評論文)中の問1・漢字問題ぐらいだろう。これを除けば、評論文・小説文・古文・漢文の各設問は、正しく読解して、設問に正面から答えれば、正答は得られるものばかりだった。得点差がつくとすれば、注意力の欠如がその大きな要因になるだけだと思われる。

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物理
早とちりや単純ミスをなくせば、高得点が可能!

新課程に移行して2度目のセンター試験だったけどみんなどうだったかなぁ~?
今年は、これと言った着想し辛い問題も無く、どっちかというと昨年よりやや、易化した様だね!恐らく満点を取った人もかなり増加したと思う。おそらく、平均点も昨年より若干高くなったと思う。今回の問題は、早とちりや単純なミスによる失点が如何に少ないかで差がついたように思うな~
とりあえずざ―っと問題を振り返ってみようか!

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化学
新課程2年目、センター化学にも時代の波が!

新課程となって2年目の今年度、センター試験も旧課程からの脱却の時期。新課程と旧課程の大きな差の一つである、高分子の分野の問題で変化が予想された。結果は、新たに必修化された有機高分子の分野から問題量にして大問1題分(第5問と、第6問または第7問の2題あるが、出題量としては大問1題分である)が出題された。大問数では、理論2題、無機1題、有機2題であり、21世紀が有機化合物の時代であることを反映するかの如く、旧課程から比べると有機分野からの出題が増え、2倍になっている。

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生物
易しくなったし,解きやすくなった。

 得点調整になった昨年度の試験に比べると,問題は易化したが,それ以上に受験生が一番感じたのは,解きやすい問題が多かったということではないだろうか。選択肢が切りづらかった昨年に比べ,消去法で素直に消せる問題が多く,知識問題・考察問題ともに正解が選びやすかった。しっかりと対策を立てた受験生は,高得点がとれたであろう。

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地学
地学~相変わらず厳しい冬の時代~

センター地学(専門)で受験しようとする皆様。
「覚悟してください」
教科書・資料集を隅々まで理解して覚えましょう。それしか対策はありません。

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物理基礎
問題の内容は昨年並みのレベル!計算問題が減少してやや易化か。

昨年と同じ程度の難易度ですが、計算問題が減少したので取り組みやすかったと思います。第1問は小問集合(5題)、第2問は波動と電気回路、第3問は力学が出題されましたが、昨年と全く同じ構成です。センター試験は過去に出題された内容が繰り返し現れることが多いですが、今回、過去問対策をしっかりやった人は、どこかで似た問題を見たことがあると思ったのではないでしょうか。教科書に沿って確実に学習を進めていた人がしっかりと得点できる、妥当な内容の出題と評価できるでしょう。

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化学基礎
「基礎」の意味をもう一度考えてみよう

「基礎」って何だろう?簡単なこと?
今年のセンター試験の問題を見ると,どうやら違うらしい。「基礎」というのは,応用の前提となるもの。つまり,「難しい」ことでも,前提ならば「基礎」。
でも,前提といえど,限度ってものがある。今年の化学基礎は,明らかにやりすぎ。公表される平均点を見れば,実感できる。または実際に受験した先輩たちを見ればいやでもわかる。
では,何が「難しかった」のだろうか?

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生物基礎
正確な内容理解が要求される知識問題があるのは昨年同様だが、
より考察要素を含む問題が増えている。

 過去から本年度までのセンター試験をみてみると、教科書の全範囲から偏りなく知識と理解を問うという方針にはブレがなく、変わることはない。よって、受験生が最初に気を配るべきは「不得意分野を作らない」ことだ。もう一つ大事な点は、覚えれば良しという学習方針は捨てることである。知識の問題でも遷移と光合成特性を関連付けて考えさせるなど複数の章をまたいだ知識と理解を求める問題もあれば、恒常性維持の過程でどのような命令がどのような経路でどこに伝えられ、どのように調節がおこなわれるのか?といった相互関連の理解を求める問題など、用語や名称を覚えているだけでは対処できない体系的な知識と理解を要求する問題が出題され、そういった問題でこそ点数差が生まれるからである。

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地学基礎
地学基礎~冬が明けて春になる~

地学基礎の出題となって2年目であるが,明らかに易化した。
旧課程の地学Ⅰから続いていた冬の時代がついに明けたといってよい。
さて,マイナー科目「センター地学基礎」です。学校で地学基礎が開講されてないよーという方々へ。
① 覚える+理解する ② 演習する
ただ,これだけなのです。①は言うまでもありませんね。化石の名称とその時代は覚えるだけです,しかしただ暗記しているだけでは解けない問題も出題されています。

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世界史B
脱・「第2グループ」を意識した学習

 主要科目である英・数・国とは異なり、未習範囲が多く残っている高2・高1生にとって現時点でのセンター世界史Bは「100点満点ではなく30~50点満点のテスト」となったことであろう。
 しかし、1年後(高1生にとっては2年後)には85点以上の高得点が獲得できていないと、国公立大学はおろかセンター利用形式の私大受験においてもMARCH以上の難関大学合格には不十分である。
 従って、今後はこの「差」を埋めることを意識して学習に取り組むこととなる。ちなみに実際に問題を解いたみなさんは体感したであろうが、

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日本史B
過去問やってるか?やれば勝つ。あと論理的思考力つけて。

 今年の特徴は2つあって、一つは問題を解いていると、「あれ?これ過去問にあったな?」と思う選択肢がいくつか見られたこと。あとは見たことがない史料の問題が増加したことである。ただこれは答えがこの史料に書いてあるので、読み取れば取れる。このタイプはセンター特有なので、過去問をやって訓練したい。この読み取る能力のほかに、よく考えれば「おかしいな?」と思って外せる選択肢があった。日頃から歴史について、興味や疑問を持つと、外せる選択肢が増えていくだろう。

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地理B
「現代世界の諸課題」の大問がなくなり「地誌」の大問2つに。新課程の出題傾向として定着するのか!?

【出題構成】
2016年
大問数…[6題]
マーク数(解答数)…[36]→[35]に減少

【難易度】
地理的思考力が必要な問題が多く、2択にしぼった後、最終判断に困る問題が多くなっていますので、その分難しく感じたと思います。センター地理Bの平均点は62点~68点のレンジに収束する年がほとんどです。一つの目安に知っているとよいでしょう。1問3点の問題がほとんどです。ですから、例年、この時期、やれ難化した、易化したといっても2問~3問程度の差です。でも点数にすると6点~9点ですね。意外に大きいですよ。ちなみにお茶ゼミの地理クラスはセンター地理の平均点が80点を軽くこえる年がほとんどです。やはりスタートとなる3月から始めると成果がでますよ!!

【新高3生・高2生にむけて】
各大問ごとの出題内容は、地図・図表・統計・画像(写真)などを用いた問題が多いことなど例年通りで、資料・データを読み取る能力が要求されていることが分かります。出題の傾向はほぼ固定されていますので、あたりまえのことですが基本を繰り返した学習と過去問分析がもっとも重要です。新高3生・新高2生になる皆さんは、なるべく早い時期からセンター対策の準備を進めることをお勧めします。英数国より後でよいといった考え方は好ましくありません。実際にはもう1年切っていますから、今日からはじめてください。新高2生も1日も早くその準備に取りかかってください。センター試験を受け終わった過去の先輩たちの後日談であり、最も適切なアドバイスです。

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政治経済
近年の時事関係の知識を問われる問題が多く出題された。

センター政経は時事問題が大事!出題される多くの問題は近年の時事問題を絡めたものである。本年の問題で例えると、欧州ソブリン危機、プライマリー・バランス(2014年の消費税率の引き上げ)、地方自治関係(大阪都構想が住民投票で否決された)などである。センター試験の難易度は高くはないが、教科書レベルの知識と時事的知識がないと解答できない問題が多い。新高3生は、この2つのことを頭に入れて来年度の受験を迎えてほしい。

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現代社会
暗記力に頼った学習では高得点は無理。本質的学習を心がけよ。

 「私は何のために、この世界で生きているのだろうか。」という根源的な問いから始めなければならないのが「現代社会」という科目である。世界の中で起こる、さまざまな人為的事象を常にこの問いの下で考察していくことが「現代社会」の本質的学習であり、この学習を通して、はじめてセンター試験での高得点が実現するのである。この根源的な問いも無く、暗記力だけに頼った学習だけでは、今のセンター試験では85点以上の高得点をマークするのは困難であるといえる。

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倫理
難化路線継続中。90点台ならばほぼ満点と思ってよい。

2013年本試からセンター倫理は一貫して難化路線を突き進んできたのですが(下記の平均点遷移を見てください)、今年もその路線は見事に継承され、現役生にはかなり厳しいセットとなっています。時間的にも厳しく、解くのが少し遅い人なら、時間が足りなくなってしまうことも十分あり得ます。平均点も昨年と同様50点台の可能性が高いと思います。出題者はこの難化路線で行くと決めたのでしょう。ならばこちらもそれに応えて「腹を据えて」学習するしかありません。

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倫理、政治・経済
倫理分野まで十分な学習をしないと85点以上は厳しい。

当科目が開始されてから5年目を迎えますが、ようやく今年になって、センター「倫理」と「政治・経済」からの抜粋としての形を整えたと思います。課題文も共通のものが選ばれ、当科目オリジナルの出題がなくなりました。ただ、2013年以降倫理分野(だけ)が難化したことを踏まえますと、それ以前と比べて、政経分野は当然のこと、倫理分野までしっかりと学習・対策をしなければ、85点以上確保することは難しいと思われる問題セットです。以下、当科目を選択する人のために学習上の留意点を書きますが、当科目を選択される高2生は、「倫理」と「政治・経済」についての速報も必ず読むようお願いいたします。

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フランス語
久々の問題形式変更。

フランス語のセンター試験、見ましたか?既に見た人、解いてみた人は、びっくり仰天…いや、少しだけ驚いたのではないでしょうか?なぜ驚いたのか?問題形式の変更があったからです!第1問目の発音問題が減り、第3問目で新たな単語問題が追加されました。そして従来の「綴り+発音」問題が少なくなりました。全体の小問数も昨年より1問少なくなっています。それでは平均点はどうなるのか?蓋を開けてみなければ分かりませんが、ここ数年の点数とそうたいして変わらないのでは?と思います。

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