Benesse お茶の水ゼミナール
英語
基礎力を問う良問ぞろい。

目立った出題の変化はなく、受験生の度肝を抜く新たな視点の問題も特になかった。センターに向けて準備してきた受験生にとっては解き易かったと思われる。とはいえ、受験生の出来不出来に差が出た問題はいくつかある。今年のセンター試験をもとに、センター試験での高得点の秘訣は何かを考えてみよう。

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リスニング
「差がつく問題」をいかに正答できるかがカギ。

リスニングの問題に関しては、「大多数が正解できる問題」と「出来不出来の差が激しい問題」の2つに大きく分かれる。従って、後者のタイプをいかに正答できるかが、リスニングの明暗を分けることになる。後者のタイプを確実に得点するために必要なのは次の3つの力だ。

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数学IA
余事象は動物ではない

センター数学I・数学A受験後の、帰り道の女子高校生2人の会話を追いました。

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数学IIB
「難しい」と「ヤヤコシイ」は別物

センター数学II・数学B受験後の、帰り道の女子高校生2人の会話を追いました。

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国語
やや易化だが、評論文で差が開くか?

 センター試験を受けた高3生、センターチャレンジを受けた高2生のみなさま、おつかれさまです。以下の文章は、来月あたりに発行される「大学入試センター試験 問題分析2012」という冊子の抜粋です。主に高2生を対象に書きましたが、高3のみなさんへの最後のエールにもなればうれしいです。高2生高1生は是非とも冊子の方も読んでください。国語科の先生方の英知が結集した力作になっています。僕も惚れ惚れして読みました。
 それではまず速報版の方を紹介します。

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物理I
マーク数は減少し、計算量も昨年同様少なめであったが、
考察力を要するバランスのよい出題となった。

 全体的にいわゆる典型問題が多く出題され、物理の受験勉強をしっかりやってきた受験生にとっては、比較的取り組みやすい問題であっただろう。しかしところどころに考察力を要する手ごわい問題も見られた。

 第2問・B(電気分野)、第3問・A(波動分野)の問題は問題集、参考書などではなかなか見かけない形の問題である。このような問題にあたったときに正解を導き出すためにはどのようにしたらよいだろうか。

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化学I
基礎をキチンとおさえれば、高得点可能!

 複数の思考過程を必要とする難易度の高い問題が減少し、全体的にいわゆる典型問題が多く出題され、化学の受験勉強をしっかりやってきた受験生にとっては、比較的取り組みやすい問題であっただろう。

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生物I
基礎知識と科学的思考力!
単純暗記ではなく本質を理解しよう!

「先生!理科って最後の追い込みがきくんですよね! 特に、生物は暗記科目だし・・・。私、暗記には自信があるんです♪ だから、夏までは主要教科に集中して、理科はそれ以降に始めようと思います(~_~)ノ」

新高3生にこんなことをよく言われます。
「・・・。そんなことあるかー!!(怒) 生物こそマイペースにコツコツと♪」
何でかって?! 今年度のセンター試験を分析しながら、その根拠をお伝えします。

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地学I
センター試験であまり見慣れない問題がいくつかあった。

例年通り、教科書に載っている内容をしっかり理解出来ているならば問題なく正解できるもの、が多いのではありますが、今年は「あまり今まではセンター試験に出なかった内容」が散見されました。第1問にある震源の方向の問題や、第3問の川の流速と土砂の粒の大きさのグラフの問題など。しかしその一方、過去問のほぼ焼き直しにあたる問題も多く、今までの問題を用いての対策が非常に有効であることには変わりありません。

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世界史B
90点以上の得点を望む者には「王道」以外の学習理解が必要

「センター試験は簡単」という言葉が受験生の間でよく聞かれる。確かに大半の教科書で取り扱っている基本的な用語からの出題が中心であり、全問マークシートであるため漢字の書き取りも必要としない。しかし、全時代・全地域・全分野からの出題であるため、受験世界史の「王道」とも言えるヨーロッパ史・中国史以外からの範囲も網羅しなければならない。90点以上を目指す受験生にとって「王道」以外の分野で得点するにはどのような対策が必要なのか…。

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日本史B
一問一答集は捨てておけ!

今年のセンター試験は面白い結果となった。他の予備校では,「難化」という言葉が見られるのに対し,お茶ゼミ生に聞いてみると,総合の生徒で80点台,ハイレベルの生徒で90点台という声をよく聞いた。しっかり勉強すれば取れる問題だったと言える。
今年最大の難問は大問3の問4の日明貿易に関する並べ替えの問題である。「懐良親王って誰だよ!」という声も聞いた。後醍醐天皇の息子だよ!それが分かれば足利義満よりも前,足利義持はその後となる。授業でやっているんだけどね。

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地理B
昨年よりも難化。地図・図表・画像(写真)を使った出題形式が全体の約8割

2012年は大問「6」・小問「35」の出題でした。これは昨年2011年と全く同じ出題構成でした。今年は、出題形式では、組合せ選択(6択)問題が昨年の「17」から「8」に半減、正誤問題が昨年の「6」から「12」に倍増していることが特色です。
しかし、各大問ごとの出題内容は、地図・図表・画像(写真)などを用いた問題が多いことなど例年通りで、資料・データを読み取る能力が要求されていることが分かります。出題の傾向はほぼ固定されていますので、地味な作業ですが基本を繰り返した学習と過去問分析がもっとも大切です。新高3生・新高2生になる皆さんは、なるべく早い時期からセンター対策の準備を進めることをお勧めします。英数国より後でよいといった考え方では実は間に合いません。実際にはもう1年切っていますから、今日からはじめてください。新高2生も1日も早くその準備に取りかかってください。

大問数小問数選択組合せ選択正誤
20123511(4択-3/6択-8)1212
20113518(4択-1/6択-17)11

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政治経済
単なる知識問題ではなく、その場で解答を導く形式の問題が増加!!

大問数や出題総数ともに例年と変化はなかった。従来よりも、基本知識をふまえ、それを工夫して解答を導き出す問題が増えていた。このような問題に解答するためには、基本的な政治・経済の仕組みを理解することと、そこに存在する問題点や関連する時事的な問題をしっかりと押さえなければならない。
図表問題は計5題出題されたが、例年とは異なり難易度の高い問題であった。今年度の図表読み取り問題は、細かい箇所で正誤や組み合わせを判断させるものであったため、受験生は戸惑ったと思う。単なる知識だけではなく、その国の様々な社会的特徴・経済的特徴を知らないと判断できなかったかもしれない。

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現代社会
現代の社会に対する興味関心が得点に大きく影響

今年の問題も現代社会らしい問題となった。現代社会らしいとは、内容的には政治・経済と倫理の折衷ではあるが、出題が現実の社会で起こっている時事的事柄に関連する政治・経済、倫理に関わる分野に限定されているということである。また、現代社会を選択した受験生のメリットは短期間の学習で高得点をあげることができる点にあるが、めりはりのない学習をしていても高得点は望めない。これらのことから、常日頃から新聞を丁寧に読み、現実の世界で何が起こっているのかをきちんと整理して、めりはりのある学習を行うことが現代社会には必要不可欠であるといえる。

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倫理
「倫理よ、どうしてそこまで簡単なのか」と思わず言いたくなる出題

この分析を始めて3年経つのですが、他のいかなる教科と比較しても「センター倫理ってどうしてこう簡単なんだろう」と思わざるをえません。地歴のような大量記憶は必要なく、読解は国語に比べればはるかに単純で、理科や数学のような思考力などまるで不要です。必要なのは教科書レベルの理解と暗記で、あとは過去問演習さえ十分に行えば、80点台は固く、90点台もそれほど困難ではない出題です。なお、ベネッセの速報によれば、昨年よりも平均点はかなり下がるようですが、それは「倫理・政治経済」の新設に伴うもので、難化したわけではありません。

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倫理、政治・経済
予想通り、「倫理」と「政治・経済」からの流用だった。

新規設置(実質は復活)の科目であり、大学入試センターから何の内容予告もなかったにもかかわらず、東大などの難関大学が公民の選択科目として指定したばっかりに、この科目を学習せざるをえなかった受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした・・・と長々と言わねばならないほど、この科目は私たち講師に複雑な思いをさせる出題でした。何が複雑かと言って・・・

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フランス語
大切なのは基礎力

いつも通りのセンター試験。問題傾向も変化なし。でも、受験生を「ひっかけよう」とする選択肢が若干増えた気がします。難しくはないけれど油断していると思わぬところで足をすくわれてしまうかも!?そんな問題がありました。問題作成者の「罠」にひっかかることなく、確実に点数を稼ぐために必要な力とは何か?それは、集中力と単語力と基礎文法力です。

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