Benesse お茶の水ゼミナール
英語
文法・語法「知識&構造分析力」&長文「正確にイメージする力」

英語の筆記問題に大きな変化はなかった。文法・語法問題は年々「不定詞」「動名詞」といった単独の文法単元を問うものから「知識をもった上で、その知識を英文の構造に正しくあてはめられるか」という問題が増加しつつある。長文に関しては、「単語を読み落とすことなく、英文の内容を頭に正しくイメージする力」が求められる。「解法のテクニック」などに目が行きがちであるが、実は「英文を正しく読み書きする」という非常にオーソドックスな英語力が求められているのがセンター試験である。

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リスニング
長い話と短い話

長い話だから内容も多くてさぞかし難しいのだろうと思うと必ずしもそうではない。

勝負は一瞬のうちに決まることもある。

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数学IA
「うん、でぃいじくたんてんでかんたん!」

センター数学ⅠA受験後の、帰り道の女子高校生2人の会話を追いました。

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数学IIB
「大人たちってすぐにうちらを枠に入れてしまうよね。」

センター数学IIB受験後の、帰り道の女子高校生2人の会話を追いました。

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国語
字数増とはいえ、原点回帰!

この文章は、これからセンター試験を受けるであろう高1・2生に向けて書かれるものであるが、それでもまずは今年のセンター試験に立ち向かった高3生に「おつかれさま」と労いたい。どうだったかな。今君たちの顔をさまざまに浮かべています。 2011年のセンター試験は、ずばり「原点回帰」。僕が受験生だった90年代の、あるいは80年代の共通一次を彷彿とさせる「センター試験」らしい「センター試験」だった。何をもって「センター試験」らしいとするのかは後述するとして、「センター試験」が最大の大学入試試験である以上、共通一次から30年余りをかけて「国語」という科目が如何なる能力を要するのかを文科省はテストを通して提示し、僕らの方もその度に「国語」を内面化してきた。その「国語」たるものを今年も十分にお茶ゼミ生には教授してきた自負はある。
そういった意味では、今回の君たちが取得した点数は、そのまま本番での精神力の顕れと言えるのではないか。精神力、つまりは集中力を持続し、いかに「読み方・解き方」の振る舞いを崩さなかったか、お茶ゼミで鍛えてきた自分をいかに信じることができたかという80分間のメンタルのタフさがきれいに反映されやすい試験であっただろう。学んだ者がちゃん解ける問題は「良問」である。2000年以降、9割以上を取るのはOS生でも至難であったが、今年は8割ザラ、9割も珍しくなく200点満点も誰かしらいるのではないか。総論をもう一度いうと、今年のセンターは「原点回帰・良問・やや易化」である。ただ、僕らの頃に比べて字数は本当に増えた。だから高得点の価値は大いにある。誇ってください。

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物理I
計算量が減り、やや易化した。
洞察力を要する問題が増え、バランスのとれた問題となった。

昨年度みられた2次試験のような問題は減り、やや易化した。 しかし、昨年度は典型問題が多く出題されたのに対し、今年度は2年ぶりにセンター試験独特の洞察力・思考力を問う問題が復活した。

受験勉強を進めていく中で勉強が進んでくると、どのような問題集にも同じような問題が載っていることに気づくと思う。その問題をやり慣れてくると逆に危険である。

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化学I
計算も暗記もなんとなくは厳禁!

化学は, 計算半分, 暗記半分の科目。まずは,定義などの基本事項を覚えること。なんとなく、基本事項を記憶し、なんとなく計算問題を解くという学習態度では、どちらも中途半端になり、成績は伸びない。

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生物I
ド迫力の文章量!!基礎的な知識と,読み解く速度が高得点の鍵

「先生!理科って最後の追い込みが効くんですよね!特に,生物は暗記科目だし・・・。だから,夏までは主要教科に集中して,理科はそれ以降に始めようと思います(~_~)ノ」

新高3生にこんなことをよく言われます。
「・・・。そんなことあるかー!!(怒) 生物こそマイペースにコツコツと♪」
何でかって?! 今年度のセンター試験を分析しながら,その根拠をお伝えします。

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地学I
今年は小問ごとに難易度差がある。まるでロシアンルーレット。

基本的な知識で取れる問題と、問題文を読んで考える問題とがバランスよく出題されている、のですが、今年は少々思考力が必要な問題が多めだった印象です。「地学って他の教科より楽だっていうしぃー」という軽いノリで選択して「考える勉強」をしなかった人を成敗する、必殺仕事人ですね。

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世界史B
ヤマを張った学習は即、致命傷

前年度のように、第1問から中国史でかつ地図に関する問題というインパクトは無かったが、今年度は地味ではあるものの確実に点差が開くであろう問題が増加した。センター試験では、・・・

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日本史B
経済史・文化史が当落を分ける!

今年のセンター試験は、「社会経済史」と「文化史」からの出題が多かった。戦後史も増加したが、「社会経済史」が中心であった。「文化史」の強化がセンター克服の成否をわけることは,前から言われているが,これに「社会経済史」を加えよう。

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地理B
今年も図表・統計・写真など資料問題が中心。データの分析力が必要です。

大問構成は6問で昨年と同じでしたが、小問は昨年の「36」から1つ減り、「35」になりました。小問「35」の構成は本試験では2006年度以来です。1問減っても組合せの「考える問題」が多いので、時間の余裕が増えたとは言えないでしょう。組合せ問題が全35問中18問と全体の約50%を占め、昨年より急増しました。これが今年の出題の最大の特色でしょう。今年目についた問題をあげるなら、①サンゴ礁、②アフリカ各国のポピュラー音楽の特徴、③外国人向けの家庭ごみの分類表、などでしょうか。出題傾向はここ数年ほとんど変わっていませんので、過去問をしっかり解いて準備してきた受験生は目標とした点数を取れていることでしょう。新高3生・高2生になる皆さんも、センター試験の対策をする際は、オーソドックスですが過去問をしっかり研究することがかなり大事です。

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政治経済
大きな変動はないが、応用問題の出題数が増加!

例年と比較して大きな変動はない。出題形式や問題数にも変更はなかったが、図表の読み取り問題や計算問題が例年と比較すると出題数が増加している。また出題範囲は、政治経済分野の広範囲に渡っている。今年の特徴としては、単なる知識を問う問題だけではなく、その場で知識を活用して解答を導き出す作業が必要になる問題が数題出題されたことである(経済分野の計算問題や図表の読み取り問題)。暗記だけに頼った生徒は苦戦したのではないか。

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現代社会
本来の「現代社会」が今年復活!

昨年のこの速報では、昨年の「現代社会」の問題出題傾向を「プチ政経化」と言い表しました。その後、予備校や高校の教員からも近年の「現代社会」の問題が政経化し、「現代社会」としてのアイデンティティが失われたとの批判がいたるところでだされてきました。その影響もあってか、今年の問題は近年になく「現代社会」的で、ほぼ全分野(政治・経済・青年期・現代社会の特徴)からバランスよく出題がなされ、本来の「現代社会」らしい問題が復活したといえます。

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倫理
昨年度に比べればやや難化。来年度は「倫理、政治・経済」が主役に!

お茶ゼミは現役対象予備校なので、毎年現役合格を強く推奨しているのですが、以下は今年度授業「センター倫理」の最初に言ったことです。

「いいか。絶対に浪人するなよ。みんなの多くが受ける首都圏国公立大学では、2012年度は「公民」選択がそもそも不要になるか、選択必要としても「倫理」単独ではなく「倫理、政治・経済」の選択を強制する大学が多くなる。だから、浪人すると、そもそも倫理の学習がいらなくなって今年の学習が無駄になるか、それとも政経の学習も必要で大変になるか、のいずれかになるから、今年のうちにいい点をとってうかっとけ!」

……というわけで、現行の100点満点の形式が主流となるのは最後となる問題をやってみたのですが、基本的な学習をしっかりし、問題演習を十分に行っていた学生なら、80点(あわよくば90点)は確実に取れる例年通りの出題でした。ただ、昨年度と異なるのは、倫理固有の学習が必要な問題が増えたということです。

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フランス語
昨年よりもやや難化。

今年のセンター試験は、前回よりもやや難化。2010年度が「基本中の基本レベルの解きやすい問題」で構成されていたのに対し、今年は元来のセンターレベルに戻った感じです。問題の構成は例年通りで、第一問目の発音問題から第8問目の並び替え作文問題まで変化なし。使用されている単語も至って基本レベル。じゃあ、どこが難しくなったのか?それはずばり「選択肢の作り方」と特に「第7問目」です。

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ドイツ語
ドイツ語はセンター最強の武器!

難問や奇問が多くなりがちな入試問題の中、センタードイツ語は、ドイツ語学習において避けて通れない重要事項のみで作成された良心的なものである。

昨年度、ドイツ語の平均点は外国語科目の中で最も高く、150.12点だった。英語の平均点(118.14点)と比べると30点以上上回っており、ドイツ語はセンター試験をきわめて有利に戦える最強の武器となった。

今年もそのような傾向は変わっていないようだ。

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