Benesse お茶の水ゼミナール
英語
読む子は評価される。読んでない子はすぐばれる。

今年のセンターは目に見える変化があった。次の3点だ。
① 総語数の減少、②文強勢問題の廃止、③ビジュアル読解問題の形式変化。
語数の減少はおそらく各所からの意見を容れてのもの。去年までが多すぎたのだ。他にも易化を意図した作りになっていることはあちこちに見て取れる。結果平均点は上がるだろうが、だからすなわち易しい試験だったとは決して言えない。センターは読ませる・頭を使わせる。

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リスニング
右脳問題の登場

英語の筆記試験のような大きな変化はなかったが、細かなところで正答の導き方というか耳で聞いたものから答えにたどり着くまでの頭の使い方はやや変更が加えられた、というか多様化したようだ。
それでは具体的に問題に当たってみよう。

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数学IA
大問 3   「だから、○○の定理は重要だって言ったでしょ!」

「これを、○○の定理と言うんだよ!」
「えっ、先生、それ覚えなきゃいけないの?」
もう、本当に君たちはそればっかだ!で、
「覚えてください、どうかお願いします。」
と毎回、懇願するんですが、君たちは丸暗記するだけなんだ。
だからこの問題ができない。もう嫌いだ!数学なんて嫌いだ!みんなも嫌いだ!

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数学IIB
大問1 (2)  もはや、18°とか有名角。

「有名角とは何度ですか?」
「30°、45°、60°です!」
「んじゃ、sin、cos、tanなどの値が求まる角度は?」
「有名角でーす!!!」
「ちがーいまーす!!!」
有名角のsin、cos、tanはもちろん簡単。15°や22.5°も、倍角の公式等から求められるのも分かると思います。でもでも、実は18°も求めることができる。30°がミスチルで、45°がEXILEなら、
18°はたぶん、RADWIMPS。だいたいそれくらい有名。もし、歌手ならば。18°もそれなりに有名角なんです。

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国語
「現・古・漢の時間配分が明暗を分けた?!」

現代文は第1問「評論文」第2問「小説文」ともにベーシックな良問であった。

第3問「古文」は皮肉なことに時間が足りなくて文脈を取る余裕がなかった受験者の方が点数を稼いだのではないか。また第4問「漢文」も設問の見た目の新奇さに警戒しすぎて徒(いたずら)に時間を割いてバランスを崩してしまったのではないかという懸念がある。

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物理I
公式の丸暗記はNG

今年の問題は昨年に比べて、やや難化したといえるだろう。見慣れた問題に一工夫加えられており、思考力を問う問題が増えた。
一見典型的と思われる問題が多いが、ケアレスミスを招きやすい設定が多く見られる。高得点をとるためには物理現象をイメージして解く力が必要である。

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化学I
やや難化。原理と定義を覚えろって!!

大問数4題,解答数28と問題量は昨年度と同じ。
ぱっと見て解ける知識問題も少なくない。
だけどもだっけども

考察問題と計算問題がメンドクセー ('A`) 

これが今年度の印象。化学は他の理科と比べて, 時間があまる傾向にあるのだが,

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生物I
全体的に易化 例年の出題傾向はほぼ継続

お茶ゼミ『センター生物』最終回(12月期4回)の授業で,僕はセルロースについて熱く語りました。何気ない生活の中にも,今,習ったことが関係していることを伝えたくて。
僕はいつも思います。サイエンスは受験のためにあるんじゃない。でも,受験は大切。だったら,受験と同時にサイエンスを楽しみたい。

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地学I
全般に基礎知識と読解力があれば大丈夫、な問題。

年によって難易度(≒平均点)にばらつきのある地学なのですが、去年ちょっと鬼になりすぎたと言う反省があったのかなんなのか、一気に易化が進みました。激しいツンデレですね。一部「これは地学と言うより国語の読解問題なのでは?」というようなものも。当たり前ですが、問題を解くなら問題文を全部読んだ方がいいですね。

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世界史B
受験生の苦手の中国史の地図が大問1でいきなり出題

センター試験の帰り道、生徒がお茶ゼミにやってきた。 「せんせーーー、中国史ばっかり出たよぉ。しかもいきなり地図だったぁ。」

問題を見せてもらったら、確かに第一問の問1から、中国歴代王朝の地図が出題されている。

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日本史B
90点以上続出!経済史・文化史で失点すると命取り!

今年の問題は簡単だった!政治史はもちろん取れるだけ取りたい。さらに第5問、第6問の近代以降の問題では経済史の問題で半分を占めた。そして第3問の中世では文化史が出た。文化史の問題は他にもあり、全体の2割を占めた。これはセンター史上最高レベル。建築物も図版で出されており、山川の教科書に載っているものは目を通しておきたい。形式としては、選択形式・並び替え形式が増え、正誤の組み合わせの問題は減少した。

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地理B
難易度・出題傾向ともに昨年と変わらず。過去に類題多く出題。

解き終わっての感想です。昨年の問題レベルとほとんど変わりませんでした。
小問で1つ減って「37」→「36」になり、「8択」がなくなり最大「6択」となりましたが、大きな変化ではありません。ちなみに2010年と2009年の大問のタイトルを比較してみてください。昨年とほとんど変わっていません。そのことが今年の最大の特徴だとも言えるでしょう。

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政治経済
総合的な知識・図表読み取りまで、幅広い知識が要求された!

例年と比較して特に大きな変更ポイントはみられなかった。多少、細かい知識を要求される問題はあった(例:解答番号で「10」「17」「19」)が、教科書レベルをしっかりと読み込んだ生徒は高得点がとれたはずです。

特に生徒が困惑したのは、「1」・「7」・「「17」の図表問題だったのではないでしょうか。「1」に関しては、その場で考えれば解けたと思いますが、「7」は通常の勉強では対応できない細かい知識でした。「17」は知識と場所を組み合わせる問題で、世界地図が頭に入っていなければ困惑したと思います。

その他の出題に関しては例年通りで、平均点に関しても、例年と大きく変動することはないと思います。

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現代社会
「なんとなく解ける現社」から、「確実な知識が要求される現社」に!

昨年までのセンター現代社会の問題は、一般常識があれば約6割は得点できるような問題でしたが、今年のセンター現社はそうはいかなかった。政経に関する基本的な事項を中心にして、日頃の着実な学習成果がストレートに反映される問題ばかりでした。

現社は勉強しなくてもある程度得点できるという神話は崩壊しました。

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倫理
「教科書通りのストレートな出題」がますます減少!

例年と同じように解いてみたんですが、第一印象は「ストレートな出題がますます減ってきたなあ」ということです。

つまり、たとえば、「カントの思想の説明として最も適当なものを選べ」という単純な形ではなく、「資料文と併せ読んで、カントの考えとして最も適当なものを選べ」というような問題、あるいはその場で考えさせる問題が増えたということです。

また、カントのような「大物」ではなく、今年の問題でいえばヒュームのような「小物」についての細かい知識を問う問題も相変わらず一定量あり、90点台以上を狙うには、これらの問題の成否がカギを握るでしょう。

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フランス語
問題傾向、内容ともに変化なし。例年通り!

センター試験、早速解きました!

で、解いた直後の感想は、「例年通りの内容!でも、いつもより少し解き易くなっている!」です。高1・高2生のみんなが見たら、まだまだ知らない単語や表現も沢山あると思いますが、それでも、以前に比べて、「分かりにくい問題」や「意地悪(!?)な問題」は全くと言っていいほどありませんでした。

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ドイツ語
満点もぜんぜん夢ではない(きちんとやっていれば)。

ドイツ語クラスのあったいくつかの予備校が数年前いっせいに手を引いたあと、センタードイツ語はどうなっていたか?...というと、とっても健やかに推移していた.明朗で良心的な問題が作られつづけていたわけだ(それとも僕のドイツ語力がアップしたのか)。ドイツ語受験が狙い目であることに変わりなしなのである!

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