お茶ゼミブログ

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2022/6/3 国語 秋元


それはね(続き)



先週時点では5週くらいにわたって

だらだら書いてみようと思っていたのですが、

1週間経ってみると急に自分語りをすることが恥ずかしくなり、

また嬉しいことに質問・リクエストを何件かいただき

早くお答えしたいとも思い、一気に巻きます。



浪人しても一向に勉強に身が入らない僕に、

父が掛けてくれた言葉を覚えています。

「暁哉、早稲田に入ったらもてるぞ、へへ」父も早稲田でした。

その言葉を聞いて何とも言えず嫌な気持ちになったことも鮮明に覚えています。

僕はきっとうんざりした顔を父に向けたのだと思います

(小2の長男が早くもそういう顔を僕によくします)。

いい年して父親に気遣いさせている自分が

ひどく情けないと自己嫌悪にもかられたし、

もてたいのは当然であって、

でも学歴でもててしまうような陳腐な恋はいらない

という青臭い思いもあったし、

それよりもなによりもどうして僕はこんなにも勉強したくないのだろう、

勉強したくないくせに大学には行かなければという

焦燥感に急き立てられているのは何故なのか、

というジレンマにも改めて突き当たったからでした。



僕が俄然として受験勉強に励みだしたのは1浪の9月ごろでした。

きっかけは僕が家庭教師をしていた中学2年生の男の子の変わりようを見て。

僕が彼に掛けていた言葉は僕が僕に掛けるべき言葉だったのではないか、

と愕然としたことがきっかけの一つ。

中2の子がこんなにもいきいきと勉強に励みだし、

急速に点数が上がっていくのを目の当たりにして、

俺自身はいつまですごろくの一回休みを続けているのだ、

おれはじつは勉強の楽しさ、点数の上げ方を知っていたのではないか、

ということを14歳の男の子から教わったのです。



もう一つは、もっと動物的な危機感から。

端的にいうと死活問題からです。

「勉強したくないなー。でも勉強しなきゃなー」

とか言っている場合ではなく、

勉強しないと俺は食っていけないのではないか、

野垂れ死ぬのではないか、という恐怖心から。

19歳の秋になってようやく現実を直視しだしたのです。

せめて大学受験ぐらいの学力を獲得しておかなければ

俺などは何の価値もないということにようやく思いが至ったのです。

「大学受験」ごときで野垂れ死んでたまるか、

という負の感情がもう一つの原動力になったのでした。


僕の中高時代の同窓生で今や「世界的」にも評価されている俳優がいます。

かれは(仮面)浪人時代に先輩から声をかけられたのがきっかけで、

芸能界でデビューします。

僕はさもありなん、と思いました。

ひるがえって僕には声がかかることはないこともわかっていました。

僕には何もない。何もできない。

であるならば大学受験、しかも私立文系ならばたかが3教科。

いっそ極めてやろうと思ったら勢い余って

4教科目の小論文は全国1位が取れてしまいました。



僕なんかができたんだから、君たちならみんなできるよ、

との一心だけでこの仕事をしています。

「大学受験」ごときにやられないでください。

立ち竦まないでください。

今のあなたには恐ろしい壁に思われるでしょうが、通過点に過ぎません。

余裕です。そのために僕らがいます。

ですから休まないでください。

顔を見せてください。いつも教室にいてください。

学歴ごときでなめられてたまるか、

という至って「志の低い」ところから受験勉強を始めたのが僕です。

参考にするもよし、反面教師にするもよし、

この一文でちょっとでもあなたの肩のこわばりがほぐれたらいいな、

と思いながら書きました。




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