お茶ゼミブログ
2021/11/16 理科 輪島
今日は問題集の物理と入試問題の物理の違いについてお話します。
受験生でない人にとっても参考になればと思って書きますので、
受験生でない人にも読んでもらえれば幸いです。
しかし、やってみると分かることですが、
なかなか上手いこといきません。
あれ?問題集で勉強してきたのに、、、
そうなってしまう原因の1つとして、読解力があげられます。
入試問題は小問の集合ではなく、
1つの大問の中で様々なことを問うてきます。
そのためには1つの問題の中に様々な要素を盛り込むことになり、
それに応じて、その設定を問題文の中で説明しなくてはならないのです。
その結果、問題文が自然と長くなっていくのです。
そして、それを読む受験生は大変ですね。
問題設定を理解して、ここまで勉強してきた物理の知識や法則を使って
答えに辿り着かないといけないのです。
慣れてないと、問題設定を理解するところで頭がいっぱいになって、
問題を解くところでは、あれ?どうゆうこと?
というようになってしまうことがあるのです。
これが入試問題の物理です。
問題集では一つ一つのツールの練習になるように問題が選ばれ、
キレイに整えられています。
それは物理の勉強の素材としてはとても良いことです。
しかし、入試問題とは異なります。
入試問題の演習の時間もしっかり必要だということです。
3年生は、その先に、入試問題も解けるようになってきた!
という時期が来ますので、是非、踏ん張って頑張ってください!
受験生でない生徒は、逆算的にスケジュールを考えると、
3年生の夏過ぎには一通り基礎事項の学習を終えておきたいですね。
入試問題の演習、そして、一通り勉強したことの
抜け漏れの復習などもしっかりと確保できることでしょう。
では、物理の勉強、頑張ってください!