お茶ゼミブログ
2021/5/26 理科 輪島
今日は自分の趣味について書こうと思います。
自分は謎解き公演に参加するのが大好きです。
ハマり始めて4年程になりました。
謎解きの認知度も上がってきたかと思います。
名前は伏せ字にしておきますが、
東大出身の松○くんなんかは皆さんも
テレビで見たことがあるのではないでしょうか。
我ながら完璧な伏せ字の使い方ですね。
さて、いきなりではありますが、
今日は自分が作った謎を出題しますので、是非解いてみてください。
一部知識が必要になる問題もありますので、検索をしても構いません。
【問題】
1.↑が窒素、↓が硫黄のとき←は?
2.次が示す選択肢はどれ?
音千葉員
①硫黄
②炭素
③酸素
④リン
3.①○...②○○③○...④○⑤○○○○⑥⑦
③①⑦⑥でLAZYのとき、④①⑤②○は?
↓
解答・解説は下
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【解答・解説】
1.タングステン
問題文の元素を元素記号に直してみましょう。
『↑がN(窒素)、↓がS(硫黄)のとき←は?』となります。
上がNで、下がS。これは方角を表しています。
左に該当するのは西を表すWになるので、
元素記号Wのタングステンが答えです。
タングステンは金属のなかで最も融点が高く、
電球のフィラメントとして用いられることも有名です。
入試問題においても知識として出題されることがあるので
覚えておくと安心でしょう。
2.①硫黄
『音千葉員』を『音』と『員』の間に『千葉』がある、と考えてください。
すなわち『韻(いん)』の間に『千葉(ちば)』があるので、
これは『いちばん』を表します。
選択肢の元素は全く関係ありません。
問題が『いちばん』を表すので問答無用で①です。異論は認めません。
さて、選択肢の硫黄、炭素、酸素、リンは同素体をもつ代表的な元素です。
お茶ゼミでは先日第一回お茶ゼミ模試が行われましたが、
『同素体』と『同位体』を混同する受験生が多数見受けられました。
重要語句を覚える際には【説明できるようにする】ことを心掛けてください。
例えば、同素体を問おうと思ったら次のような穴埋め問題が考えられます。
・同じ元素からなる単体で、性質の異なるものを互いに( A )という。
・同じ元素からなる( A )で、性質の異なるものを互いに同素体という。
このように、語句と説明文はセットで出題されることが多いです。
語句だけを覚えていても正解は出せません。
繰り返しになりますが、【語句は説明できるようになる】ことを
心掛けてください。
3.RATIO
『③①⑦⑥でLAZY』と与えられているので、
○にはアルファベットが対応すると考えられます。
①がAで⑦がZですから、
上に並んだ○はA~Zの並びを表しているとして間違いありません。
①②④⑤にはそれぞれA、I、R、Tが対応するので
④①⑤②○はRATI○となります。
○に対応するアルファベットが不明なように見えますが、
この○はその形からOを表します。
すなわち、答えはRATIO(比)となります。
化学には様々な計算公式が存在しますが、
その多くは比例関係を表します。
気体の法則は比例と反比例、固体・気体の溶解度も比例関係、
言ってしまえばモル計算も比例関係などを使っています。
「公式が多くて覚えられない」と苦しむ方も多いかと思いますが、
公式を覚えようとするのではなく、
「この式はそもそも何を表しているのか」に注目してみましょう。
そうすると道がひらけるかもしれません。