お茶ゼミブログ
2020/12/9 地歴公民 片岡
初めましての方は初めまして。
11月4日付の片岡先生担当の回で、登場がそれとなく予告されていた
お茶の水ゼミナール世界史講師の山口です。
関連する内容を「斬る」ことになっていますが、
最近、私も斬りたい衝動に駆られてしまったため、
片岡先生にお願いして今回担当する機会をいただきました。
日々の学習の箸休めとして気楽に読んでいただけたら幸いです。
世界史という教科を担当している立場上、生徒の皆さんから
「世界史は学習する量が多すぎて大変だ」という嘆きをよく耳にします。
それもそのはず、大学で学ぶ「歴史学」という学問を大まかに区分すると
日本史・西洋史・東洋史の3つとなるのですが、
このうち世界史は西洋史と東洋史の2つを扱う教科であるため
量が多いのは当然のことなのです。
特に高3生はお茶ゼミの通常授業カリキュラムでは11月から2周目に入り、
これまで学習した範囲を総復習する段階になったため、
改めてこれまで学習した量の多さを痛感しているかもしれません。
しかし、振り返ってみると1年前の自分と比べてとても物知りになった
という実感はありませんか?
去年の自分が知らなかった世界の成り立ちや昨今の国際問題の原因などが
おぼろげながら見えてきたのではないでしょうか。
受験勉強は辛い側面もありますが、自分を賢くさせる側面もあります。
少しばかり世の中のことが分かるようになった自分に酔いつつ、
また大学生になった自分を妄想しつつ
残りわずかな受験生活を楽しんでください。
気が付けば大学生になっているはずです。
さて高2生の皆さん。現役での志望校合格を目指し、
ここ1~2か月で「受験生?」から「受験生!」へと
進化しつつあるかと思います。
先日出版した共通テスト対策の攻略本にも似たようなことを書いたのですが、
私は常々、歴史は「興味の教科」であると思っています。
(ちなみに外国語は「努力の教科」、数学は「センスの教科」、
国語は「集中力の教科」だと思います。あくまで持論ですが。)
幸い、世界史は学ぶ量が多いゆえに様々な時代・地域に加え、
政治・経済・芸術・哲学など様々なジャンルを扱います。
皆さんが興味を持つ分野は必ずあるはずです。
ぜひ世界史という教科とお付き合いする中で興味ある分野を見つけ、
そこを起点として物知りになってください。
興味さえあれば学習法など勝手に身に付いてきますし、成績も伸びます。
「好きこそものの上手なれ」の精神こそが世界史学習の最善手です。
また、世界史科の先生方は各自、
興味ある分野・得意とする分野をもっています。
普段の授業の担当講師と世間話でもしてみるのもよいでしょう。
普段受講していない方も授業を体験できますので皆さんの参加を歓迎します!
今後も機会があればまたこのブログに登場するかもしれません。
その時をお楽しみに!
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以下、片岡より頂いた質問へお答えします!
Q&A
①共通テストのような傾向の問題をいつ解けばいいか?
→2回行われた施行調査の問題は解きましたか?
解いてないのであれば、速攻で解いて下さい。
また、直前期にやる問題が無くなりそうとあったけれど、
解いた問題の復習は当然しているよね?
それでも、足りないのであれば、
お茶ゼミ生であれば冬期の共通テスト対策(←増設もしました)や
直前特訓の授業を検討してください。
最後の追い込みを図るための講座が揃っています。
②日本学術会議問題についてどう思うか?
→これねえ。正直どうでもいい(笑)。
今は、その問題よりも与野党を超えてコロナ対策に時間を費やしてほしい。
コロナが落ち着いたら考えようかな。
③早稲田、慶應の魅力は?
→授業では、「早慶ダブル合格したら慶應に行け」といっているけれど、
やっぱり早稲田が好きだよ。
早稲田の魅力は、夜の高田馬場のロータリーに行けば分かります
(もちろん今は行かないでね)。
あのロータリーに早稲田スピリットが存在しています。
慶應は、人数が少なくゼミ活動が活発なこと、
本気で勉強したい時や就活中には三田キャンパスがおススメ、
24時間利用できる研究棟がある、
留学の提携校にオックスフォードなどがある、などですかね。
早慶に共通しているのはOB・OGとの繋がりが強いことかな。
④好きな季節は何ですか?
→秋・冬。理由は秘密。
さあ、2020年もあと3週間。
残された時間を有効的に使って現役合格を目指そう!!
ほぼ毎日日本史の問題・解説をアップしてます。
休み時間・移動時間で気軽に観れると思うので、
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