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企業と高校生とのマーケティング開発 第1回「cal-fee現状分析セッション」
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  • 記事作成日:2010年07月05日
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  • ケータイと子どもたちとの関係は年々どんどん深くなり、多くの子どもたちの生活シーンにケータイが入り込んでいます。単純に「良い」「悪い」ではなく、「どう使い、役立てるか」「何に気を付けて使うか」の知識と工夫が必要な今、高校生と企業とがケータイを便利に安全に使うためのサービスを開発しています。


    大分県立中津商業高校マーケティング部とcal-fee(カルフィ)の出会い

    このコラムでは、無料ケータイサービス『cal-fee(カルフィ)』の開発チームが高校生のマーケティング部の意見を取り入れながら新しいサービスを立ち上げていく様子を追っていきます。「cal-feeをもっと便利に楽しくし、もっとたくさんの人に使ってもらう新サービスのプラン」づくりについて会議を重ねます。

    「高校生のマーケティング部」と聞いて、どんな印象を持ちますか? 特別な子たちでしょうか? ケータイのサービスに詳しいのでしょうか? Benesse教育情報サイト編集部がワクワクして訪れたのは、大分県にある、大分県立中津商業高等学校です。

    「こんにちは。はじめまして、よろしくお願いします」。一斉に元気なあいさつをしてくれたのは、総勢7人の女子高校生たち。マーケティング部として、彼女たちは日々の学業と両立させながらさまざまな活動をしています。「ややま買い.com」というインターネット上のショッピングモールを模擬株式会社「OfficeM&E」として、同窓会の「箭山会」と一緒に運営したり、地域のラーメン店からの依頼で新メニュープランを提案したりしているとのこと。

    「ややま買い.com」がテレビで紹介されたことをたまたま「cal-fee」の開発チームが知り、ケータイでスケジュールを共有する機能を中心としたグループウェアだからこそ、高校生の意見をサービス開発に取り入れたい、とアプローチ。顧問の岡崎先生は「実際の企業の方々とマーケティングについて考える機会なんてまずないこと。今後進学・就職を目指す生徒にとってとても貴重な経験になります」と快諾してくださって、校長先生はじめ、たくさんの先生方に協力をしていただくことになりました。


    「cal-fee」の現状を「KJ法」であぶり出し、整理する

    さて、4月23日の第1回セッションは「現状分析」です。「cal-fee」のサービスを見て使ったうえで、他のケータイサービスと比べながら以下の点を出すことにしました。

    ・良いところ・便利なところ・すごいところ(プラス要素)
    ・悪いところ・不便なところ・使いにくいところ(マイナス要素)
    ・今後、「cal-fee」にとって追い風になること
    ・今後、「cal-fee」にとって向かい風になること

    開発チームが部メンバーに付箋をたっぷり配ります。「じゃあ、まずはcal-feeの良いところからいってみようか。なんでも思ったこと書いてみて」。最初はどんなことを書けばいいの?と様子をうかがっていた部メンバーですが、「自由に書けばいいんだよ」の声に「あれも書いておこうかな」「じゃこれも!」とどんどん書いていきました。

    「趣味や考え方の違うメンバーが集まっているので、それぞれ違ったアイデアが出ておもしろいと思います」という岡崎先生の言葉のとおり、生のユーザーならではの幅広い声がどんどん飛び出し、開発チームも驚かされました。

    「よし、だいぶ意見が出てきたから、次はマイナス要素を書いてー!」と、どんどんセッションは進み、書ききったところで似たもの同士をまとめて整理する作業に入りました。

    「そういえば、みんな『KJ法』ってやったことあるの?」と開発チーム。部一同は、「いいえ」とキョトンとしていますが、「実は今やってるのがそれだよ!」と言われ、「これかー!」「これのことなんだ!!」と納得。なんとなくマーケティング用語として聞いたことがある言葉でしたが、実際に自分たちでやってみるのは初めてだったそうです。


    SWOT分析でさらに整理し、次回までに企画案を出す

    休憩後、みんなで出した「cal-fee」の良い点・悪い点を「SWOT分析」します。
    開発チームから、分析についての簡単な説明を行い、最初のセッションで出てきた内容をS=強み W=弱み O=機会 T=脅威のそれぞれに分けて一見できるような形式にまとめていきます。


    これを確認して最初のセッションは終了です。次回は5月26日に、これをもとにして考えた新サービス案を部が発表するという段取りです。資格試験等の勉強と並行させながら企画書を書くのはなかなかたいへんそうなのですが、開発チームと岡崎先生とで状況を見ながら相談しましょう、ということになりました。

    高校生にとっては「自分に近いもの」「知っているもの」が想像しやすく、またアイデアが出やすいという意味で参加しやすかったようです。そして、大人が使っている技法も、思い切ってやってみれば意外にできるもの。何より自分たちの考えたことがサービスになり、結果を検証できることはマーケティング部にとっても楽しみのようでした。開発チームも高校生だからこその意外な視点からの意見に興奮気味。編集部も再会を楽しみにして軽い足取りで中津商業をあとにしたのでした。

    がんばれ、マーケティング部!

    ●カルフィ
    みんなとの生活が楽しくなるケータイサイト:cal-fee(カルフィ)
    ※(株)ベネッセコーポレーション運営(無料)

    ●商業高校運営ネットショップモール:ややま買い.com
    ※大分県立中津商業高等学校マーケティング部模擬株式会社運営


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