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子どものケンカにかかわることに約9割の保護者は抵抗を感じている!
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  • 記事作成日:2010年06月10日
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  • アンケート期間 2010/04/07!)2010/04/08 回答者数:2,618人
    アンケート対象:全国の本サイトメンバー ※中3<2009(平成20)年度>以下の保護者

    ※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある


    今回のテーマは、きょうだいゲンカ・親子ゲンカなど、家族のケンカは除く子ども同士のケンカについて。お子さまがケンカをするか、した場合の対処法などを伺いました。調査の結果、9割近くの保護者が、お子さまのケンカにかかわることに抵抗を感じていることがわかりました。抵抗を感じる理由や、子どものケンカにかかわることについての保護者としての不安なども、ご紹介します。


    約半数の子どもがケンカをしている!

    最初に、お子さまが2009(平成21)年度にどれくらいケンカをしたかを伺いました。

    【図1 2009(平成21)年度、お子さまのケンカ(口ゲンカ、手が出るケンカ両方)の頻度はどのくらいでしたか?】
    図1 2009(平成21)年度、お子さまのケンカ(口ゲンカ、手が出るケンカ両方)の頻度はどのくらいでしたか?


    【図2 お子さまがしたケンカはどのようなケンカでしたか?】
    図2 お子さまがしたケンカはどのようなケンカでしたか?


    【図3 お子さまは誰とケンカをしましたか? ケンカ相手が複数いる場合は当てはまるものすべてお選びください。※1人に対して当てはまる項目が多数ある場合、あなたが一番近いと思う項目を1つだけお選びください】
    図3 お子さまは誰とケンカをしましたか? ケンカ相手が複数いる場合は当てはまるものすべてお選びください。※1人に対して当てはまる項目が多数ある場合、あなたが一番近いと思う項目を1つだけお選びください


    最も多かったのは、「子どもはケンカをまったくしなかった」という回答で、全体の約5割でした。つまり、残りの約5割は、頻度にこそ差はあれ、「ケンカをした」ということになります。
    ケンカの種類では、「口ゲンカ」が圧倒的で、8割近くを占めました(図2参照)。相手は「クラスメート」である場合が多いことが、図3を見るとわかります。


    最もケンカをするのは小1生!

    では、お子さまのケンカは何歳くらいに多いのでしょうか。

    【図4 (横軸)2009(平成21)年度、お子さまのケンカ(口ゲンカ、手が出るケンカ両方)の頻度はどのくらいでしたか? (縦軸)あなたの新高1生までのお子さまのうち、いちばん上のお子さまの2009(平成21)年度の学年をお答えください】
    図4 (横軸)2009(平成21)年度、お子さまのケンカ(口ゲンカ、手が出るケンカ両方)の頻度はどのくらいでしたか? (縦軸)あなたの新高1生までのお子さまのうち、いちばん上のお子さまの2009(平成21)年度の学年をお答えください


    「ケンカをまったくしなかった」割合が最も低いのは、小1生の保護者。以後、「ケンカをしなかった」割合は、学齢に比例して高くなっています。言い換えれば、小1生が最もケンカをしているわけです。
    小1生はどんなケンカをしているのでしょうか。保護者からの声は、「貸し借りの順番をめぐってケンカになった」「友達と意見が分かれて口ゲンカをした」といった声が多数。手の出るケンカでは、「戦いごっこが過熱して、叩(たた)き合いになってしまいました」という声や、「息子と仲の悪い子どもが息子を突然叩き、息子もやり返し、取っ組み合いになってしまいました」という声も聞かれました。
    小学校に入学すると、多くの新しい友達と出会います。とはいえ、対人関係にはまだ不慣れな小1生同士。感情がぶつかってケンカになってしまうことも多いのではないでしょうか。


    子どものケンカ相手にアプローチしない保護者が多い!

    ここからは、子どものケンカへの保護者のかかわり方に関してお聞きしています。まず、ケンカの内容などについてどの程度お子さまと話をしているか、ケンカ相手の家庭に対して保護者はコミュニケーションを取っているかを伺いました。

    【図5 ケンカの内容や相手の子への対応などについて、あなたはお子さまとどの程度話をしましたか?】
    図5 ケンカの内容や相手の子への対応などについて、あなたはお子さまとどの程度話をしましたか?


    【図6 ケンカの相手の子やその保護者に、あなた自身からケンカについてコミュニケーションを取りましたか?】
    図6 ケンカの相手の子やその保護者に、あなた自身からケンカについてコミュニケーションを取りましたか?


    【図7 ケンカ相手の子や保護者からケンカについてコミュニケーションがありましたか?】
    図7 ケンカ相手の子や保護者からケンカについてコミュニケーションがありましたか?



    【図8 ケンカしたあと、お子さまはどのくらいでケンカ相手と仲直りしましたか? 近いものをお選びください。※複数回ケンカをしている場合は、平均して近いものをお選びください】
    図8 ケンカしたあと、お子さまはどのくらいでケンカ相手と仲直りしましたか? 近いものをお選びください。※複数回ケンカをしている場合は、平均して近いものをお選びください


    ケンカの内容や相手への対応などについて、「子どもと話をした」という保護者は約65%。多くの家庭で親子が話し合っていました。
    ところが、「自身が相手のお子さまや保護者に対してコミュニケーションを取った」という保護者も、「相手の保護者からコミュニケーションがあった」という保護者も、多くありません。いずれも20%前後の割合でした(図6、7参照)。
    一方、図8を見ると、ケンカしたお子さま同士の仲直りがとても早いことがわかります。約30%のお子さまは「当日中」に仲直りをしていますし、期間を「2、3日」までに延ばせば、仲直りをする割合は70%近くまではね上がります。このようにお子さま同士が短期間で仲直りができることも、保護者が相手の家庭に対してコミュニケーションを取らない理由ではないでしょうか。


    保護者は子ども自身が解決できると思っている!

    では、保護者は、子ども自身が友達とのケンカに対処できると思っているでしょうか。

    【図9 あなたのお子さまはケンカ(きょうだいゲンカ・親子ゲンカは除く)にどの程度対処できていると思いますか?】
    図9 あなたのお子さまはケンカ(きょうだいゲンカ・親子ゲンカは除く)にどの程度対処できていると思いますか?


    【図10 あなた自身はお子さまのケンカ(きょうだいゲンカ・親子ゲンカは除く)に対しての対処はどの程度できると考えていますか?】
    図10 あなた自身はお子さまのケンカ(きょうだいゲンカ・親子ゲンカは除く)に対しての対処はどの程度できると考えていますか?


    【図11 図6で「ケンカの相手の子やその保護者に、あなた自身からケンカについてコミュニケーションを取った」と回答したかたに伺います。コミュニケーションを取った結果、仲直りはできましたか?】
    図11 図6で「ケンカの相手の子やその保護者に、あなた自身からケンカについてコミュニケーションを取った」と回答したかたに伺います。コミュニケーションを取った結果、仲直りはできましたか?


    【図12 図7で「ケンカ相手の子や保護者からケンカについてコミュニケーションがあった」と回答したかたに伺います。コミュニケーションがあった結果、仲直りはできましたか?】
    図12 図7で「ケンカ相手の子や保護者からケンカについてコミュニケーションがあった」と回答したかたに伺います。コミュニケーションがあった結果、仲直りはできましたか?


    保護者の回答は、「子ども自身がケンカに対処できている」が最も多く、約7割を占めます。お子さまへの信頼が伝わってきますね。
    それに対して、お子さまのケンカについて、「自分が対処できる」と答えた保護者は、約5割でした。子ども同士のことだから、なるべく子ども自身が解決した方がよいと考える保護者が多いためかもしれません。
    図6や図7で「自分から相手の家庭にコミュニケーションを取った」「相手の家庭からコミュニケーションがあった」という保護者の回答を見ると、保護者のみのコミュニケーションによってお子さま同士が仲直りする割合は低いことがわかります。一方、相手へのコミュニケーションでも、相手からのコミュニケーションでも、お子さまがかかわっている場合は、仲直りできる割合は高くなっていました。


    子どものケンカに介入することに抵抗あり!

    では、子どものケンカにかかわることを、保護者はどう思っているのでしょうか。

    【図13 子どものケンカについて、親がかかわること・親が出ていくことについて今、あなたはどう思っていますか?】
    図13 子どものケンカについて、親がかかわること・親が出ていくことについて今、あなたはどう思っていますか?


    最も多かったのは、「子どものケンカに親がかかわることに抵抗がある」という保護者。全体の9割近くを占めています。ほとんどの保護者が抵抗を感じていることがわかりました。
    抵抗を感じる理由としては、「子どもは、自分の親には自分の都合の良いように言ってしまいがち。むしろ、子ども同士のほうが素直に謝れると思います」「保護者が発言して双方の言い分が食い違うと、保護者同士の関係がぎくしゃくしてしまうので」「親の手助けが必要な場合もあるでしょうが、子どもが自分で考えて解決するのがベストだと思うので、すべてのケンカに親がかかわるのには抵抗があります」といった声が寄せられています。

    もっとも、「子どものケンカに親がかかわることに抵抗はない」という保護者も、1割以上います。その理由として、「大人の仲裁が必要なケースもあるから」「ひどい暴力などがあった場合は、保護者として何もしないわけにはいきません」といった声が聞かれました。ただ、「わたしは相手の言い分も聞くつもりで話したのに、相手は『うちは悪くない』の一点張りで、話にならなかったこともあります」という声も。さらに、「保護者がかかわることによって子ども同士の関係がもっと悪化してしまう場合もあるので、かかわる時は、自分の子どもによく事情を確かめてからにしましょう」というアドバイスもありました。

    また、お子さまのケンカについて、保護者から疑問や不安も寄せられています。多かったのは、「子どもにどの程度ケンカの様子・内容を聞くか」「どこまで子ども同士の対処にまかせるか」など、お子さまとの距離についての声です。
    ほかにも、「ケンカについて、学校の先生にどこまで頼ってよいかわかりません」「今までケンカをしたことがないので、ケンカに対する免疫がなく、これからケンカをした時に困らないかと、かえって心配です」「相手の子どもが悪い時、保護者としてどう対処すべきか迷います」といった声が聞かれました。


    (まとめ)
    多くの保護者が、お子さまのケンカは、なるべくお子さま同士で解決したほうがよいと考えていました。そうすることによって子どもは成長すると考える保護者も、多いようです。お子さまの解決力を信頼する保護者も多数でした。
    とはいえ、状況によってはお子さまだけでは解決できないこともあり、そんな時は保護者が手を差しのべていました。しかし、どの程度かかわったらよいか、どのように対処したらよいかについて、不安を抱く保護者も少なくありませんでした。教育情報サイトの「教育相談室」にはそういった相談事例もあるので、ご参考にどうぞ。

    相談事例
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    揉め事後の話し合い


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