アンケート期間 2010/02/03 回答者数:2,625人
アンケート対象:全国の本サイトメンバー
回答者数:
よそのお宅に進学(入学・入園)のお祝いをさしあげたことがある保護者…1,777人
我が子に進学(入学・入園)のお祝いをあげたことがある保護者…857人
よそのお宅から我が子への進学(入学・入園)のお祝いをいただいたことがある保護者…2,042人
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある
春は、進学(入学・入園)の季節。この時期、お祝いをいただいたり、お祝いをさしあげたりすることも多いのではないでしょうか。今回は、進学(入学・入園)時期のお祝いがテーマです。お祝いには何を贈っているか、お返しはどうしているかなど、保護者のご意見をご紹介します。
今回の調査は、
●よそのお宅に進学(入学・入園)のお祝いをさしあげたことがある保護者
●我が子に進学(入学・入園)のお祝いをあげたことがある保護者
●よそのお宅から我が子への進学(入学・入園)のお祝いをいただいたことがある保護者
にアンケートにご協力いただきました。
最初に伺ったのは、よそのお宅から進学などのお祝いをいただいたことがあるかどうか。お祝いの内容や、お祝いをくださった人との間柄についても伺っています。
【図1 今までによそのお宅からご自分のお子さまに、進学(入学・入園)祝いをいただいたことがありますか?】

【図2 図1で回答されたお祝いには、どんなものをいただきましたか? 当てはまるものすべてお選びください】

【図3 いちばん最近にいただいた進学(入学・入園)祝いについて、お答えください。進学(入学・入園)祝いをいただいた相手のかたと、あなたとはどんなご関係ですか?】

「今までによそのお宅から、子どもの進学などのお祝いをいただいたことがある」という保護者が全体の約8割を占めました。
いただいたお祝いは、「現金・金券」がダントツ。保護者からは、「いただいたお金でランドセルや学習机などを買った」という声が多く聞かれました。
また、「お祝いをいただいたのは親類から」という保護者が9割以上でした。
では、よそのお宅に進学などのお祝いをさしあげる場合、どんなものを贈っているのでしょうか。
【図4 今までによそのお宅のお子さまに進学(入学・入園)祝いをさしあげたことはありますか?】

【図5 図4で回答されたお祝いには、どんなものをさしあげましたか? 当てはまるものすべてお選びください】

【図6 お祝いをさしあげた相手のお子さまとあなたとはどんなご関係ですか?】

「よそのお宅に対して、お子さまの進学などのお祝いをさしあげたことがある」という保護者は、全体の約7割。大半の保護者が、今までにお祝いを贈っていることになります。
では、どんなものをお祝いとしてさしあげているのでしょうか。結果は、「現金・金券」が圧倒的となり、「よそのお宅からお祝いをいただいた」ケース(図2)と同様でした。現金を贈る理由としては、「相手が何を欲しがっているのかわからないので」という声が非常に多く寄せられています。中には、「親御さんには現金を、お子さまには図書カードをさしあげました」という声もありました。
お祝いを贈った相手を見ると、「親類のお子さま」が8割以上。「お祝いをいただく相手」(図3)でも「親類から」がほとんどだったことから、お子さんの進学などがあると、親類同士でお祝いをし合う家庭が多いことがわかりますね。
次に、我が子へのお祝いについて伺いました。どんなお祝いをあげ、お子さまはどんな反応をしたのでしょうか。
【図7 ご自分のお子さまについて伺います。今までに進学(入学・入園)祝いをあげたことはありますか?】

【図8 図7で回答されたお祝いには、どんなものをあげましたか? 当てはまるものすべてお選びください】

【図9 (横軸)図7で回答されたお祝いには、どんなものをあげましたか? 当てはまるものすべてお選びください。(縦軸)進学(入学・入園)祝いの内容は以下のどれでしたか?】

【図10 お祝いをあげた時の、お子さまの様子は以下のどれでしたか?】

「進学などの機会に、我が子にお祝いをあげたことがある」という保護者は、全体の約67%でした。
どんなものをお祝いとしてあげたかを見ると、第1位は「文房具」。続いて、「通学用品・学用品」でした。よそのお宅へのお祝いでダントツだった「現金・金券」は、我が子へのお祝いとしては第3位です。
お祝いの品物を選ぶ基準としては、「子どもの好きなキャラクターがプリントされている鉛筆や筆箱などをあげました」「学校で必要な物を子どもの好みで揃えました」など、お子さまの好みを重視したという声が多く寄せられています。
そして、図9を見ると、お子さまの成長とともに、保護者が贈るお祝いも変化していることがわかります。「文房具」「通学用品・学用品」は、「入園祝い」「小学校入学祝い」と年齢の低いお子さまへのお祝いとして高い割合を占めているものの、「中学校入学」以上になると、「アクセサリー・時計などの貴金属」「携帯電話」「パソコン」などを贈る保護者が多くなっていました。「英語の教材を聞くのにもよいと思い、中学校入学のお祝いに、欲しがっていたCDデッキを買ってあげました」「それまで我慢させていた携帯電話を、高校入学のお祝いにプレゼントしました」「大学入学を機に、子ども専用のパソコンを贈りました」といった声がたくさん寄せられています。
では、お祝いをもらったお子さまの反応はどうだったのでしょう。保護者から見たお子さまの様子を伺っています。結果は、「子どもは喜んでいた」が90%を超えました。このことからも、お子さまの欲しがっているものを贈る保護者が多いことがわかるのではないでしょうか。
続いての質問は、いただいたお祝いに対するお返しについて。お返しに関して保護者はどのように対応しているのでしょうか。
【図11 よそのお宅から進学(入学・入園)祝いをいただいた際、お返しはしましたか?】

【図12 (横軸)よそのお宅から進学(入学・入園)祝いをいただいた際、お返しはしましたか? (縦軸)進学(入学・入園)祝いをいただいた相手のかたと、あなたとはどんなご関係ですか?】

我が子の進学などのために、よそのお宅からお祝いをいただくと、「お返しはしたほうがよいのだろうか」と、対応にとまどう保護者も多いのではないでしょうか。今回の調査でも、「『入学祝いはお返しが要らない』と本で読んだことがあるものの、わたしの周囲では『半額返し』をする人が多いようです。ほかの親御さんはどうしているのか、気になります」「年配のかたからいただいた場合は、お返しなどをするとかえって失礼になるのではないかと不安です」など、お返しについて悩む声が寄せられています。
図11を見ると、「お返しをした」という保護者が約3割、「お返しをしていない」という保護者が約5割であり、「お返しをしていない」という保護者のほうが多いことがわかります。一方、約2割を占めるのが、「お返しはしていないものの、お祝いをくださったかたのお子さまが進学する時には、お祝いをさしあげると思う」という保護者でした。
「お返しをしていない」理由として目立ったのが、「自分の両親や親類からのお祝いだったから」という声です。ご両親や親類のかたからのお祝いには、お返しをすると他人行儀になってしまうと考えるためかもしれません。ご両親や親類のかたから「お返しは要らない」と言われる場合も多いようです。
もっとも、物品でのお返しはしなくても、「子どもから直接お礼を言わせました」など、「親類に対してお祝いへの感謝の気持ちを伝えている」という家庭は少なくありませんでした。
また、親類からではなく、保護者のお友達からお祝いをいただいた場合には、お返しをする保護者の割合は約5割に高まっています(図12参照)。お返しをするかどうかは、お祝いをどなたからいただいたのかによっても異なることがわかりますね。
では、お子さまの進学祝いのお返しをする場合、どなたにどのような品物を贈っているのでしょうか。最後に、そのことを具体的に伺いました。
【表1 よそのお宅からいただいた進学(入学・入園)祝いのお返しを具体的に教えてください】
☆親類へのお返し☆
●入学の記念に写真館で撮った写真を、親類に配りました
●進学の内祝いとして、紅茶とお菓子のセットをさしあげました
●紅白まんじゅうとお赤飯に、いただいたお祝いの半額の商品券を添えました
●デパートで菓子折を買い、直接ごあいさつに行きました
☆保護者のお友達へのお返し☆
●友達のお子さんの希望を聞き、音楽ギフト券をさしあげました
●友達のお子さんに、ブランド品の靴下を贈りました
●礼状を添えてお菓子の詰め合わせを送りました
●友達の家に遊びに行く時に、いつもよりお土産を奮発しました
☆その他のかたへのお返し☆
●仲人さんにはお赤飯とようかんをお送りしました
●主人の上司へのお返しは、お酒にしました。その人がお酒が好きなので
結果からは、どなたにお返しをする場合でも、いただいたお祝いへの感謝を込めて、保護者が品物を選んでいる様子が伝わってきますね。
(まとめ)
今回の調査では、家庭ごとにお祝いやお返しについてさまざまな気遣いが見られました。たとえば、相手の好みに合った品物を贈ったり、相手の家庭にお子さまがいれば、そのお子さまの進学時などにお祝いを贈ることでお返しに代えたりするといった気遣いです。お返しとして必ずしも品物を贈らない場合でも、いただいたお祝いへのお礼の気持ちは、相手にしっかり伝えている家庭も少なくありませんでした。
我が子へのお祝いでは、多くの保護者が、お子さまの学年が上がるのに合わせてプレゼントを変え、お子さまがその時に必要としている物をあげていました。ご家庭でのお祝いの歴史には、お子さまの成長がしっかり刻まれているようですね。