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約半数の保護者が大学受験の手続きを手伝っている!
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  • 記事作成日:2010年03月04日
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  • アンケート期間 2010/01/27!)2010/02/02 回答者数:305人
    アンケート対象:全国の本サイトメンバー 小・中・高校生のお子さまの保護者

    ※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある


    皆さまのご家庭には、今年、大学受験を迎えたお子さまはいらっしゃいますか? この時期は、多くの受験生にとってまさに正念場。今回の調査では、今年、大学を受験したお子さまをお持ちの保護者が、この時期をどう過ごしたかについて伺っています。テーマは大学入試全般ですが、特に大学入試センター試験については、高校生の保護者の多くが関心を示しているということもあり、センター試験1週間前の勉強時間や、センター試験前にお子さまの様子に変化があったかどうかなど、保護者の本音を詳しくご紹介します。
    なお、今回は、大学受験生のお子さまをお持ちの保護者に限ってアンケートにご協力いただきました。


    お子さまの、センター試験2日前までの勉強時間は5時間以上!

    センター試験を受けたお子さまをお持ちの保護者172人に、センター試験について伺いました。 まずは、センター試験1週間前からのお子さまの勉強時間についてです。

    【図1 お子さまのセンター試験1週間前からの勉強時間数を、わかる範囲で教えてください。※センター試験の「初日」を当日としてご回答ください】
    図1 お子さまのセンター試験1週間前からの勉強時間数を、わかる範囲で教えてください。※センター試験の「初日」を当日としてご回答ください


    「センター試験2日前」までの勉強時間は、「5時間以上」というご家庭が圧倒的でした。「センター試験前日」には、「5時間以上」勉強する割合はやや下がりますが、一定時間勉強しています。センター試験に向けて最後の追い込みとして、今までやってきたことを見直したり、苦手なところに重点を置いて勉強したりというお子さまが多いのではないでしょうか。
    ただし、「センター試験当日、試験直前まで」となると、勉強時間は、「1時間未満」が3割強でトップ。「勉強していなかった」が約2割で続きました。
    センター試験の勉強は試験前日までに仕上げておくというお子さまが多いようです。


    お子さまもご家族も、センター試験前でも「いつもと変わらず」!

    続いて伺ったのは、センター試験1週間前のお子さまとご家庭の様子です。普段と何か違いはあったのでしょうか。

    【図2 センター試験から1週間前のお子さまの様子はどうでしたか?】
    図2 センター試験から1週間前のお子さまの様子はどうでしたか?

    【図3 センター試験から1週間前のご家庭の様子はどうでしたか?】
    図3 センター試験から1週間前のご家庭の様子はどうでしたか?


    センター試験1週間前のお子さまの様子については、「いつもと変わらなかった」という保護者が最も多く、約6割という結果。ご家庭の様子についても、「いつもと変わらなかった」が約7割で、ダントツでした。受験生であるお子さま自身だけでなく、ご家族も普段通りに生活していたケースが多いことがわかります。
    ただ、中には、食欲がなくなったり、神経質になったりするなど、「子どもの様子が普段と違った」という声も。受験を間近に控え、試験へのプレッシャーや不安などを感じるお子さまもいるようです。
    ご家族も、そんなお子さまの状況を思いやり、「テレビの音を小さくする」「『勉強しなさい』『がんばって』など、プレッシャーを感じさせるような声はかけないようにする」など、お子さまが勉強に集中できる環境を整えられるように気遣っていました。また、流行したインフルエンザに対しては、お子さま自身に予防をすすめ、健康面に注意をうながすのはもちろん、お子さまにうつすのを防ぐために、ご家族もかからないように注意したそうです。


    センター試験の結果は、お子さまの約半数が「不満」!

    次に、センター試験の結果に対するお子さまの反応ついて伺いました。また、センター試験の結果によって、その後の受験計画を変更する必要があったかどうかについても伺っています。

    【図4 センター試験後、自己採点をしたと思いますが、その時のお子さまの反応はいかがでしたか?】
    図4 センター試験後、自己採点をしたと思いますが、その時のお子さまの反応はいかがでしたか?

    【図5 センター試験後、お子さまの受験計画に変更が出ましたか?】
    図5 センター試験後、お子さまの受験計画に変更が出ましたか?

    【図6 (横軸)センター試験後、お子さまの受験計画に変更が出ましたか? (縦軸)センター試験後、自己採点をしたと思いますが、その時のお子さまの反応はいかがでしたか?】
    図6 (横軸)センター試験後、お子さまの受験計画に変更が出ましたか? (縦軸)センター試験後、自己採点をしたと思いますが、その時のお子さまの反応はいかがでしたか?


    センター試験の結果について、「子どもは不満そうだった」という保護者が最も多く、全体の約半数に及びました。理由としては、「緊張してしまい、実力を出し切れなかったようです」「得意科目の得点が目標点に届かず、残念そうでした」といった声が寄せられています。中には、「転記ミスをしていないか不安そうでした」という、自己採点の正確性についての声も。
    センター試験後の受験計画については、「変更が出た」という保護者が4割弱。このことからも、センター試験が大学入試に大きな影響を及ぼすことがわかりますね。

    また、図6を見ると、「子どもはセンター試験の結果に不満そうだった」というご家庭ほど、「受験計画を変更した」割合が高くなっています。「受験計画を変更した」というご家庭は、「少し不満そうだった」ご家庭の約5割、「とても不満そうだった」ご家庭の6割に達しました。
    国公立大志望の場合、センター試験を重視する大学では、2次試験での挽(ばん)回が難しいため、センター試験の成績が目標点に届かなければ、志望大を変更せざるを得なくなるケースが少なくないようです。私立大のセンター試験利用入試でも、合否をセンター試験の成績だけで決めるため、「センター試験の結果が思わしくなかったので、出願する大学を変更した」という声が聞かれました。
    逆に、「子どもはセンター試験の結果にとても満足そうだった」というご家庭では、「併願大を減らす」などの計画変更をしていました。


    受験地が「都道府県外・泊まりあり」だと、約4割の保護者が付き添う!

    次に、お子さまの試験会場に保護者が同行したかどうかを伺いました。ここからは、センター試験を受けた受験生をお持ちの保護者だけでなく、受験生をお持ちの保護者全員にお伺いしています。

    【図7 あなたは試験会場まで付き添いに行きましたか? また行く予定はありますか?】
    図7 あなたは試験会場まで付き添いに行きましたか? また行く予定はありますか?

    【図8 お子さまは大学入試をいろいろな場所で受ける(た)と思います。以下のどこにいきます(いきました)か?】
    図8 お子さまは大学入試をいろいろな場所で受ける(た)と思います。以下のどこにいきます(いきました)か?

    【図9 (縦軸横軸)お子さまは大学入試をいろいろな場所で受ける(た)と思います。以下のどこに行きます(行きました)か? (横軸)あなたは試験会場まで付き添いに行きましたか? また行く予定はありますか?】
    図9 (縦軸横軸)お子さまは大学入試をいろいろな場所で受ける(た)と思います。以下のどこに行きます(行きました)か? (横軸)あなたは試験会場まで付き添いに行きましたか? また行く予定はありますか?


    「試験会場について行く予定はない・行かなかった」が約8割。お子さまだけで試験会場に行くという家庭が多いことがわかります。
    一方、少数ながら、「試験会場まで子どもに付き添った」という保護者もいました。理由として、「受験以外のことに神経を使わせたくないので、車で試験会場への送り迎えをしました」「大学生になったら一人暮らしをさせる予定なので、子どもが受験している間に、大学の近所のアパートなどを見て歩きました」といった声が聞かれました。また、「試験当日が吹雪だったため、試験会場まで車で送りました」など、悪天候を理由に挙げる保護者もいました。
    図9を見ると、保護者がお子さまの受験に付き添うかどうかは、お子さまの受験する場所にも関係していることがわかります。「受験地が都道府県外で泊まる必要がある」場合、お子さまに付き添う保護者の割合は、約4割。「受験地が都道府県内・市区外」「都道府県内・市区内」と比べると、2倍以上の保護者がお子さまの試験会場に同行していました。「子どもには1人でホテルに泊まった経験がなかったため、付き添いました」「大学もホテルも、最寄りの駅からかなり距離があるので、念のため一緒に行きました」など、外泊するお子さまを気遣う声が寄せられています。


    約半数の保護者が我が子の受験の手続きを手伝っている!

    次に、願書の提出や、書類の準備などを保護者が手伝ったかどうかを伺いました。

    【図10 願書提出や書類の整備など、保護者のかたは手伝いましたか?】
    図10 願書提出や書類の整備など、保護者のかたは手伝いましたか?


    「ほとんど手伝った」「少し手伝った」と、積極的にお子さまを手伝ったという保護者は、約5割でした。では、保護者はどのような面で、お子さまの受験を手伝っているのでしょうか。寄せられた声のほとんどが、「受験料の振り込み」でした。「願書の取り寄せや発送を手伝った」という声も少なくありませんでした。銀行や郵便局は基本的に平日の昼間しか営業していないため、その時間帯は学校に行っているお子さまには、「受験料の振り込み」や「願書の発送」は難しいのかもしれません。


    受験の手伝いを、保護者は「過保護」とは思わない!

    では、保護者は、お子さまの受験に対するご自身の関わり方について、どう思っているのでしょうか。

    【図11 お子さまの大学受験に関して、ご自分の関わり方についてどのように感じていますか?】
    図11 お子さまの大学受験に関して、ご自分の関わり方についてどのように感じていますか?

    【図12 お子さまの入試の提出書類や制度など、あなたから見てどのように感じますか?】
    図12 お子さまの入試の提出書類や制度など、あなたから見てどのように感じますか?


    「子どもの受験に対する自分の関わり方は過保護だと思う」という保護者が約27%である一方、「過保護だとは思わない」という保護者は約32%でした。わずかの差で、「過保護だとは思わない」という保護者が「過保護だと思う」という保護者を上回りました。最も多かったのは、「過保護とも過保護でないとも、どちらとも言えない」という保護者でした。

    「過保護だと思う」理由としては、「願書を買うのから発送まで、ほとんどわたしが手伝ってしまったため」など、「もっと子ども自身にやらせればよかった」という声が多く集まっています。逆に、「過保護だとは思わない」という保護者からは、「受験料の確認・振り込みなど、お金に関するところはわたしがしましたが、そのほかの面では子どもが一人でやったので」など、「子どもの力でできることは、子どもが自分でやった」という声がたくさん寄せられました。
    「過保護だと思う」「過保護だとは思わない」の割合に大きな差がないこと、「どちらとも言えない」の割合が高いことには、保護者のほうで、子どもの受験にどこまで関わったらよいかの明確なラインが引きづらくなっている状況が反映しているのではないでしょうか。

    また、「今の入試制度は、自分のころよりずっと複雑。そのため、入試の手続きを親が手伝うことの意味も、昔と違ってきているのでは」という声も。こういった保護者の声を裏付けるように、「子どもの入試制度を複雑だと感じている」という保護者は、7割近くに達します(図12参照)。入試の複雑化を背景に、保護者の時代には受験準備は自分でやるのが当たり前だったとしても、今は親子で協力して準備するようになっているのかもしれませんね。


    (まとめ)
    センター試験を含めて、大学受験は、お子さまの人生にとって大きな節目の一つです。そのため、保護者は、お子さまが勉強に集中しやすいように家庭内の環境を整えたり、受験地が自宅から遠く、外泊が必要な場合には、お子さまに付き添ったりするなど、さまざまなサポートをしていました。
    推薦・AO入試や私立大のセンター試験利用入試など、現在の入試制度は多種多様。願書を揃えるにしても、それぞれの制度で書式や添付書類などが異なることもあり、受験の準備も複雑化しています。そんな状況のなか、保護者がお子さまの受験準備を手伝うことは、もはや単純に「過保護」かどうかでは捉えられなくなっているのではないでしょうか。協力するところはするというように、柔軟に考えたいですね。


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