アンケート期間 2009/11/11!)2009/11/12 回答者数:1,311人
アンケート対象:全国の本サイトメンバー 中・高校生の保護者
※百分比(%)は小数点第2位を四捨五入して表示した。四捨五入の結果、各々の項目の数値の和が100%とならない場合がある
いよいよ本格的な受験シーズンが始まりました。受験生を抱えるご家庭では、お子さまの食事や健康管理などに気を配られていることと思います。また、今年が受験年ではないご家庭でも、この時期「そろそろ受験のことを意識したほうがよいのかしら」と考え始めることも多いよう。
今回は、中・高校生の保護者のかた限定で、大学入試についてどこまで把握しているか、また、どんなことを知りたいかについて伺いました。
最初に、保護者が知りたがっている情報は、大学のどのようなことについてかを伺いました。
【図1 あなたは大学そのものについて、どの情報を知りたいと思っていますか? 当てはまるものを以下の中からすべてお選びください】

【図2 (横軸)あなたは大学そのものについて、どの情報を知りたいと思っていますか? 当てはまるものを以下の中からすべてお選びください。(中3・高3で比較)】

最も多かったのは「大学の学部・学科・コースについて知りたい」という保護者で、約76%。学齢別に見ても、ほとんどの学齢でトップでした。
「学費について知りたい」「就職・進学実績について知りたい」という保護者も、それぞれ70%以上いました。この二つについても、子どもの学齢に関係なく情報を求める保護者が多数。大学の何について知りたいかは、中学生の保護者も高校生の保護者もおおむね同じであることがわかります。
続いて、図1で選んだ項目について、知りたい内容や理由などを具体的にご紹介します。
★「学部・学科について知りたい」という保護者の声
★「学費について知りたい」という保護者の声
★「就職・進学実績について知りたい」という保護者の声
ほかに目立ったのは、「その学部・学科の学問を、4年間興味を持って学び続けられるだろうか」「学部・学科の学問内容が就職にどう生かされるのだろうか」といった声です。大学に入学してからだけでなく、卒業後の進路まで考えている保護者が多いようです。
「学費」については、「入学金は、合格発表後いつまでに納めればよいのか」「受験する大学が多くなった場合、受験料が心配」といった声も少なくありませんでした。また、私立大の「学費」は大学や学部によって異なるので、志望大・学部がある程度絞られてこないと、具体的にいくら必要なのかはわかりません。そのため、「学費の積み立てはこのままのペースでよいのだろうか」という不安の声も寄せられました。
次に、気になる大学があるかを伺いました。気になる大学がある場合には、その大学についてどの程度情報を集めているかも伺っています。
【図3 (横軸)あなたは今、気になる大学がありますか? (縦軸)あなたの中・高校生のお子さまのうち、一番上のお子さまは以下のどれにあてはまりますか】

【図4 図3で「気になる大学がある」と回答したかたに伺います。あなたは現在気になっている大学について、以下の項目はどのくらいご存じですか? 近いものをそれぞれお選びください】

気になる大学がある保護者の割合は、子どもの学齢に比例して増していき、高1で約5割に達しました。そして、中1と高3の保護者を見比べると、「気になる大学がある」人の割合と「気になる大学がない」人の割合がほぼ逆転していることがわかります。
では、気になる大学がある保護者は、その大学について、どのようなことをどの程度知っているのでしょうか。
「知っている」割合が最も高いのは、気になる大学の「難易度」と「キャンパス所在地」「よく知っている」と「なんとなく知っている」を合わせると、9割に及びます。「学部・学科・コース」についても認識度は高く、8割以上の保護者が「知っている」と答えています。気になる大学の「学費」について「知っている」という保護者も半数を超えました。
一方、気になる大学であるにもかかわらず、「校風」「教育制度」「取得できる資格」「就職・進学実績」「学生支援の制度」「中退・留年率」については、あまり知られていませんでした。
「知っている」と回答した項目は、お子さまが学校を選ぶ基準にもなる項目で、学校のHPなどで比較的調べやすいもの。「知らない」項目は、学校見学や説明会に参加するなどして、より積極的な情報収集が必要となるものでした。
次に、保護者がどのような入試制度について知りたいと思っているかを伺いました。
【図5 あなたは大学入試の仕組みについて、どんなことを知りたいと思っていますか? 当てはまるものを以下の中からすべてお選びください】

【図6 図5で選んだ項目の中で、一番知りたい情報を一つお選びください】

【図7 あなたは大学入試の仕組みについて、以下の項目はどのくらいご存じですか?】

知りたいと思っている保護者が最も多かったのは、「センター試験について」。以下、「国公立大一般入試」「推薦・AO入試」「私立大一般入試」の順でした。
「センター試験」は、国公立大受験に必須であるだけでなく、私立大でも約8割が入試に導入している試験。最近は「推薦・AO入試」でも「センター試験」を導入する大学が増えてきました。このように幅広く利用されていることが、多くの保護者が「センター試験」に関心を寄せる理由ではないでしょうか。
一方、保護者が「一番知りたい」ことは、「推薦・AO入試について」。現在、私立大入試において「推薦・AO入試」は、一般入試と並ぶメジャーな入学ルート。私立大全体の入学者の約半数を、「推薦・AO入試」による合格者が占めるほどです。保護者の関心が高まるのも当然でしょう。
ところが、関心が高いのに反して、「『推薦・AO入試』の仕組みを知っている」という保護者の割合は、約2割に過ぎません(図7参照)。「センター試験」「国公立大一般入試」「私立大一般入試」については、4割!)5割程度の保護者が「仕組みを知っている」と答えています。ほかの入試制度に比べて、「推薦・AO入試」の仕組みは知られていないことがわかりました。
それぞれの入試制度について、「ここが知りたい」という声も寄せられています。多かったのは、「国公立大入試において、『センター試験』と2次試験はどちらが高配点なのかを知りたい」「『推薦・AO入試』では小論文は必ず課されるのかを知りたい」といった声でした。
最後に、大学受験についてどこから情報を得ているか、また、どの情報源を最も信頼しているかを伺いました。
【図8 あなたは大学受験について、どこからの情報源を得ていますか? 当てはまるものすべてお選びください】

【図9 図8で回答した中で、一番信頼している情報源はどれですか?】

【図10 (横軸)あなたの中・高校生のお子さまのうち、一番上のお子さまは以下のどれにあてはまりますか。 (縦軸)図9で回答した中で、一番信頼している情報源はどれですか?】

最も多かったのは、「大学受験についての情報を『学校・先生』から得ている」という保護者。わずかな差で「Webサイトから情報を得ている」が続きました。
最も信頼している情報源でも、「学校・先生」はトップ。そして、「塾・家庭教師・予備校など」「Webサイト」と続きました。
図10を見ても、「『学校・先生』を最も信頼している」という保護者がどの学齢にも多いことがわかります。特に高校生の保護者からは圧倒的な信頼を得ており、支持者は全体の半数近くに達します。
しかし、中2・中3の保護者では「『塾・家庭教師・予備校など』を最も信頼している」という回答が最多です。
(まとめ)
今回の結果では、高1の時点で約半数の保護者が「気になる大学がある」と回答していました。つまり、高校受験が終わるとすぐ、次の進路を考えていることになります。さらには、中学生の保護者の中にも、「今のうちから大学受験に向けての準備をしたり大学進学後について考えたりする必要がある」と考えるかたが少なくありませんでした。
保護者のころとは異なり、受験方式は多様化しています。お子さまの進路により、ご家庭での準備も異なってくるでしょう。お子さま自身では把握しきれない大学受験の情報もあります。お子さまが万全な態勢で受験に臨み、希望の進学先に進むためには、保護者もこまめに情報収集を行うことが必要なようです。