海外大生体験談留学中の先輩に聞きました! 英語の成績アップにも、国内外大受験にも!本当に役に立った英語勉強法vol.4

海外大進学を果たした先輩が伝授する、英語4技能別のお役立ち勉強法シリーズも最終回。IELTSやTOEFL®など英語外部試験で対峙するライティングとスピーキングは、苦手に感じる中高生も多いのではないでしょうか。先輩たちの高校時代の得意・苦手とともに具体的な突破法をあわせてご紹介します。


 

今回の「ラボ協力隊」


Natsume T. 先輩 

オーストラリア メルボルン大学2年生。南極・生態系について幅広く学びたいという気持ちから海外進学を決意。大学のファンデーションプログラム(学部入学準備コース)を経て、現在は進化・生態学を専攻。

 

Yasuko K. 先輩 

アメリカ ミネルバ大学 2年生。中3の時、2週間の語学留学で英語力だけでなく人間的な成長を感じ、海外進学を考え始めた。4年間で7都市を移動しながら学ぶ全寮制の大学生として現在はソウルで学ぶ。コンピュータサイエンス専攻。

 

Hibiki T. 先輩 

アメリカ オレンジコーストカレッジ2年生。フィルムと音楽を世界のエンターテイメントの中心であるアメリカで学びたいと思い海外進学を決意。高校卒業後はELS(語学学校)のプログラムをオンラインで履修し、カレッジへ入学した。

 


 

 ライティング(Writing)おすすめ勉強法 

文の構造や英文の“型”がつかめてくると、書くのが楽になります!

Natsume T. 先輩 

ライティングは… 苦手でした

ライティングの肝となるのは文の構造なので、まず構造をしっかり組み立てられるようになることが大事です。私は練習として、インターネット上にたくさんのライティングトピック(例題)と回答例が載っているので、それを参考にたくさん書いていました。練習していると書き方の型ができてくるので、それをいくつか作っておいて状況に応じて使い分けるといいと思います。

 

また、使えそうな表現や接続語(additionally, moreoverなど)などを書きためて、それらを使いながら文章を書いていました。表現のバリエーションを増やしておくと、リズム良く伝わりやすい文章を書くのに役に立つと思います。

 

Yasuko K. 先輩 

ライティングは… 得意とも苦手とも言えなかったです

ライティングのTOEFL®対策で、お題に対して答えを書く練習をまずしていました。要求されている文字数を難なく書くことが出来るようになるのが最初のステップだと思います。しかし反復練習だけだとスコアの伸び悩みに苦しみます。ただ自分が用意しているテンプレートにアイディアを当てはめるのではなく、一旦型にとらわれず国語の作文を書くようなイメージで文章を考える練習をしていました。

 

最初はライティングの点数が伸びず苦しんだ時期もありましたが、「文章を書く」ということの本質に戻って日本語であればどんな文章を書くだろうということを考えると、のびのびとした文章が書けるようになりました。

 

単純に文章を書く練習ということであれば、テストのお題に答えるという形でなくてもいいと思っています。例えば私の場合は英語の弁論大会に出場することを決め、5分程度の原稿を自分で考えながら書いた経験を経てからぐんとライティングのスキルが向上しました。

 

普段のテスト対策の中で与えられたお題についてエッセイ形式で答えを書くのも大切ですが、時には文脈を変えて学習するとより苦なく学習を進められる気がします。

 

Hibiki T. 先輩 

ライティングは… 苦手でした

高校3年生の時に受けたベネッセのGLC(Global Learning Center)のTOEFL®対策講座で補っていました。私の思うライティングの課題として主に2つあったのですが、講座を通して解決できたように思います。

 

まず、与えられた問題に対してどのようにアプローチすれば良いのか分からないことが、私のライティングにおける1つ目の課題でした。例えば、賛成か反対かのどちらかで文章を書くときや、自分の考えだけで文章を書くときなど、状況に応じてどう文を構成すればいいのか、なかなか要領がつかめませんでした。

 

2つ目の課題は、日本語の文章から英語に変換しようとするために、不自然な英文になってしまうということ。これは、何度も文章を書いているうちによく使える英文の型のようなものを覚えたことで改善できました。「英語で表現するならこう書く」というのが分かるようになってくると、格段に書くことが楽になりました。

 

 


 

 スピーキング(Speaking)おすすめ勉強法 

独り言や面接動画の活用など、英語で話す練習を増やすのがカギ!

Natsume T. 先輩 

スピーキングは… 苦手でした

私は最終的にIELTSに絞って対策を進めましたが、IELTSのスピーキングは対面試験です。私が実際にやっていた対策としておすすめなのが、YouTubeにたくさんアップされているバンド(評価の段階)別の面接動画を使った練習です。

 

面接官の質問が流れたところで動画を止めてまず自分で解答し、その後に解答の音声を聞いて練習するというのがおすすめです。その中で使える表現がたくさん出てくるので、書き留めて真似して使っていました。

 

自分の目標より低いバンドの動画も、どれがいい表現でどれが悪い表現なのかがわかるためとても参考になります。

 

Yasuko K. 先輩 

スピーキングは… 得意でした!

スピーキングのスキルは話す経験を積めば積むほど伸びていくと思います。それは、たとえ話し相手がいないような状況があっても大丈夫です。

 

恥を捨てて家や学校の帰り道で一人の時などに、独り言で英語をよくしゃべっていました。最初は私も恥ずかしかったので、お風呂に浸かりながら一日の日記を一人で一分間ぶつぶつと話すことからはじめました。

 

中学生のときは苦手だったのですが、「独り言日記」の習慣を続けていくうちに、自然とそれ以外の場面でも一人で英語を話すことに違和感がなくなりスピーキングを練習する時間が増えていきました。面接練習など、あまり堅苦しい場面で話す練習をするよりも、日常の何気ない場面で話す練習をしておくと自然な英語が話せるようになっていくと思います。

 

If you want to improve your speaking skill, SPEAK English! ですね。

 

Hibiki T. 先輩 

スピーキングは… 得意でした!

TED talksや好きな映画、ドラマなど何でも良いのですが、言われたことをそのまま繰り返して、フレーズで覚えるようにしていました。自分で文章を組み立てて話すのもいいですが、使えるフレーズが多い会話が楽になると感じました。自分が話せる英語は自ずと聞き取れるようになるので、これはリスニングの練習にもなると思います!

 

また、GLCの対策講座のうち私は特にリスニングとスピーキングで大きな効果を感じられたのですが、授業がすべて英語なので、やはり聞く量も話す量も増えたことがスキルアップにつながったと思います。

 

いかがでしたか? 

ライティングは先輩たちも苦戦しながら数多く書くうちに、文の構造や型を少しずつ身につけてこなれた文章を書けるようになったことがうかがえました。日常の中で対策しづらいように思えるスピーキングも、独り言や動画の活用など、意識的に英語を話す機会を増やす練習法はとても具体的で参考になったのではないでしょうか。

 

【英語の成績アップにも、国内外大受験にも!本当に役に立った英語勉強法:シリーズ記事をチェック!】

Vol.1:高校のテストや国内大併願の英語の勉強、どうしてた?Vol.1:高校のテストや国内大併願の英語の勉強、どうしてた?

Vol.1:高校のテストや国内大併願の英語の勉強、どうしてた?Vol.2:海外大入試のための英語の勉強ってどんなもの?対策のコツは?

Vol.1:高校のテストや国内大併願の英語の勉強、どうしてた?Vol.3:先輩のおすすめ!英語勉強法〈リスニング・リーディング〉

Vol.4:先輩のおすすめ!英語勉強法〈ライティング・スピーキング〉(この記事)

※この記事でご紹介している内容は2022年6月28日現在の情報に基づいています。
 

 

 

 

 

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