Benesse お茶の水ゼミナール
英語
第3問~第4問、ここをいかに得点できたか

読解問題は第3問~第6問であるが、この前半部分にあたる第3問と第4問は解答に時間がかかったことだろう。また、第2問C(ブロック型の会話完成問題)も、文法力と読解力の両方が問われるが、ここも解きにくい。つまり「読解系問題の前半がずっと大変だった」というのが実際の受験生の感触だったのではないだろうか。ここを丁寧に、しかし第5問と第6問を解くだけの時間は確保しつつ解答する能力が必要だった。その意味で、力試しに解いてみた高2生、高1生にとっては、ずいぶんと大変な試験だったことだろう。

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リスニング
かなり難化した第3問B

日常のシチュエーションではよく使われる表現、たとえば、the hourly rate「一時間あたりの料金」school auditorium「講堂」adopt「引き取る」などがリスニングで出題されたが、受験生にとっては馴染みがないように思えるものも多かったように感じられる。またグラフ・図表の読み取りの問題の難易度が高く、英語を使っての情報処理能力を問われる問題が出題された。

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数学IA
確率の問題がやや難しかった(かもしれない…)

全体的に、奇抜な問題は存在せず、まじめに勉強していた高校生であれば、充分高得点が期待できる出題が並んだ。
低学年の皆さんであっても、平均点を超えることはできたと思う。
逆に、大きく点を失った設問は苦手な分野であるはずなので、そこをしっかり学習することをお勧めする。
では、それぞれの設問について細かく見ていこう。

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数学IIB
数列の後半が難しかった(かもしれない…)

全体的に、見たことがないような問題はなく、よくある問題が並んだ。
お茶の水ゼミナールのテキストや直前特訓で何度も学習したものばかりが出題されたので、受講生は安心して受験できたと思う。
低学年の皆さんも、日々の予習復習をしっかりしていれば、充分高得点が狙えたはず。
では、設問ごとに見ていこう。

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国語
「易化」した中で、「成果」を見せつけ、しっかり「差」をつけるために、僕らがするべきこととは「何」か?

今回のセンター国語は、現古漢4題ともおしなべて「易化」したといえるだろう。執筆段階ではまだ平均点はわかっていないが、おそらく平均点も点数分布においても3年前(2016年)に準じるような結果が出るのではないか、という印象を受けた。
例年、国語は8割(160点)以上の取得者が急減する傾向があるが、今年は高得点者も珍しくないだろう。しかも、あまり国語の対策をしていなかった理系の受験生の間で。だが、それでも然るべき鍛錬を積んできた受験生は8割といわず、9割超え、200点満点を……

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物理
後手にまわりがちな分野もしっかりと学習を!

 全体として昨年より若干難化した様である。今年のセンターは、ダイオードやX線の発生の仕組みなど、物理学習して行く上で後手にまわりがちな分野もきちっと学習してきたかが結果に大きな差を生んだものと思われる。

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化学
新テストの試行か?グラフの読み取りなど、少しひねった形の出題。

新課程となって5年目。2年目に問題構成の変化が起こってから,大問数,問題の構成は大きく変わっていない。昨年はそれまで出題に工夫がなされていた有機分野の易化が見られたが,今年は全体的に少しひねった形で出題されている問題が見られ,昨年より少々難化といったところだろう。化学,化学基礎分野から幅広く出題されてはいるが,化学基礎分野のみを扱う問題は出題が少なく,全体的に化学分野に偏った出題となっている。

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生物
考察力と文章読解力を強化しよう

今年は,例年に比べて考察問題が多くなりました。再来年からの新共通テストを意識しているのでしょうか。問われている知識は基本的な事項が中心でしたが,たくさん文章を読んだり,グラフを見たり,表を見たりと考察力が試された試験でした。ただ用語を覚えても,まとめのノートをつくっても点は取れません。問題演習を通じて入試生物に慣れていこう!

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地学
地学~やっと安定してきた~

センター地学(専門)で受験しようとする皆様。
「地学基礎」と分かれてから、今回で5回目の出題となりましたが,難易度がいい意味で安定してきました。

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物理基礎
問題構成は昨年度と同様。過去問と似た問題が出題された。

昨年同様、基本的な問題が多く出題された。教科書に書かれた基本的知識を問う問題や、語句選択問題およびグラフ選択問題を全ての分野から幅広く問われている。第1問は小問集合(5問)、第2問は波動と電気、第3問は力学となっており、構成は昨年度と同じであった。また、センター試験の「物理」で出題された問題と酷似した問題が出題された。過去問学習をしっかりと積んで対策をしておくことも重要である。

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化学基礎
基本的な出題で全体的な難易度はほとんど昨年と変化がなかった。

 昨年と同様に,基本を重視した出題となっています。計算を要する問題は昨年より1題減少して4題となり,文字式によるものは出題されませんでした。総じて,計算問題は取り組みやすくなったと思います。また,正誤問題はすべて4択になり(昨年は5択を含む),若干易化したといえます。一方で,身のまわりの物質に関する知識や,実験装置や実験の安全に関する問題が扱われ,ここで差がついたと考えられます。教科書を普段からどれだけ読み込んでいるかが問われたといえるでしょう。

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生物基礎
共通テストへの移行を意識した読解力・思考力を要する問題が出題され、やや難化傾向。

 過去のセンター試験の出題だけでなく、2020年度から導入される予定の共通テストのプレテストの出題をみても教科書の全範囲から偏りなく出題するという方針には変わりがない。よって、受験生が最初に気を配るべきは「不得意分野を作らない」ことだ。もう一つ大事な点は、暗記すればよいという学習方針は捨てることである。知識問題でも知識とその内容理解を前提として文章の正誤を判定したり、知識をもとにデータ読解を行う必要がある問題や目的に対して必要な実験を設計させる問題など、用語や名称を覚えているだけでは対処できない体系的な知識と理解を要求する問題が出題され、そういった問題でこそ点数差が生まれているからである。

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地学基礎
地学基礎~普通のことを普通に学習すればよい~

本年の問題も昨年と同様にしっかりと勉強していれば高得点が期待できるでしょう。ただ,何問か判断に困る問題もあったと思われます。全体としてはやや易化~昨年並みではないでしょうか?
さて,マイナー科目「センター地学基礎」です。はっきり言ってしまえば,
①覚える+理解する  ②演習する
ただ,これだけなのです。①は言うまでもありませんね。例えば化石の名称とその時代は覚えるだけです,しかしただ暗記しているだけでは解けない問題も出題されています…

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世界史B
高2生も「新テスト」を少しは意識しよう!

「習っていないものは解けない!」高2・1生がセンター試験の世界史を解いた際の正直な感想であろう。外国語・数学・国語と違い、世界史は高3の終盤にならないと受験に求められる全範囲の学習が終わらないため、現時点では50点にも届かないのが当然である。
とはいえ、残り1年(高1生は残り2年)で全範囲を終えてこのレベルの問題で高得点をとれるようにしなければならない。特に高1生は新テストに向けての対策も求められる。学年ごとに今後の世界史学習の方針を確認しよう。

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日本史B
最後のセンター試験で出されるであろう傾向を教えよう。

 今年のセンター試験の特徴として,未見史料の読解が難化した点が挙げられる。これは共通テストを見据えた傾向で次回も同様の傾向になるだろう。
 それから丁寧に学習を進めておかないと正誤問題で取ることができない。後で具体例を記す。
 あとは西暦は覚えておいたほうがいいね。早めに西暦も覚えるようにつとめよう。

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地理B
ウクライナとウズベキスタンの比較地誌。まさかのそこですか!!

【出題構成】

2019年
大問数…[6題]
マーク数(解答数)…[35]
2018年
大問数…[6題]
マーク数(解答数)…[35]
2017年
大問数…[6題]
マーク数(解答数)…[35]

※昨年と変わらずの構成
【難易度】
地理的思考力が必要な問題が多く、2択にしぼった後、最終判断で迷う問題が多くなっています。センター地理Bの平均点は62点~68点のレンジに収束する年がほとんどです。一つの目安に知っているとよいでしょう。1問3点の問題がほとんどです。ですから、例年、この時期、やれ難化した、易化したといっても2問~3問程度の差です。でも点数にすると6点~9点ですね。意外に大きいですよ。センター地理って、この平均点くらいなら、どの科目よりも容易に得点できる科目かもしれません。ただし、これが80点、90点を狙うとなると、「急に牙をむく」性格があります。ちなみにお茶ゼミの地理クラスは、センター地理の平均点が80点を軽くこえる年がほとんどです。やはりスタートとなる2月・3月から始めると成果がでるようです!!

【新高3生・高2生にむけて】
各大問ごとの出題内容は、地図・図表・統計・画像(写真)などを用いた問題が多いことなど例年通りで、資料・データを読み取る能力が要求されていることが分かります。出題の傾向はほぼ固定されていますので、あたりまえのことですが基本を繰り返した学習と過去問分析がもっとも重要です。新高3生・新高2生になる皆さんは、なるべく早い時期からセンター対策の準備を進めることをお勧めします。英数国より後でよいといった考え方は好ましくありません。実際にはもう1年切っていますから、今日からはじめてください。新高2生も1日も早くその準備に取りかかってください。センター試験を受け終わった過去の先輩たちの後日談であり、最も適切なアドバイスです。まずは2月の「準備特講」からです。そこからがスタートです。「地理的に考える」ってどういうことかよく分からない人は、授業でお会いしましょう。

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政治経済
論理的思考力が発揮できるかがポイント!

 センターの政治経済の問題は大問4題からなる。いずれの大問も複数の分野から出題される総合的な問題になっている。したがって,教科書や参考書などを使って単元毎に知識が整理されているだけの学力では高得点に結びつかない。その整理された知識を,問題を解く際の「試験で使える学力」へと昇華させておかなければならない。そのためには,センター試験の出題形式に沿った演習問題を多く積み重ねることが必要である。遅くとも夏休みが終わるまでには単元毎に知識を整理する作業を完璧に終わらせておきたい。とくに図表を読み解く力はしっかりとつけておきたい。

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現代社会
まずは基本的知識の習得が必要!

 現代社会を受験科目として選択する場合に大切なことは,現代社会という科目が政治・経済や倫理といった科目とどこが異なるのかといったところを明確に理解しておくことである。政治・経済や倫理では制度や思想そのものの内容について理解するということが目的になるが,現代社会の場合はさらに踏み込んで,理解し獲得した知識を使って現代社会を分析したり,現代社会の抱えている問題解決のためにそれを利用して,よりよい社会の構築のための能力を身につけることが目的になる。したがって,現代社会の問題では獲得した知識を活用できるかどうかというところが問われることになる。

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倫理
日本の思想で細かな知識が問われ多少難化

 昨年のセンター倫理の平均点は67.8点と高く,今年はその影響を受けて難化すると予想されていた。問題を難しくするには2つの方法がある。出題形式を難化させるか,もしくは内容を難化させるかである。出題形式に関しては,従来通りの出題形式であったが,昨年4題出題された8択の問題が1題も出題されなかった分,易しくなったといえる。一方,内容に関しては,日本の思想に関する問題で細かな知識を問う問題が複数出題されており,その分,多少難化したといえる。来年のセンター試験に関しては,出題形式での難化が予想されるので十分な対策が必要である。

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倫理、政治・経済
論理的な思考力を用いて理解することが大切!

 センター試験の「倫理,政治・経済」の問題は,前半の大問3題がセンター試験の「倫理」から,後半の大問3題がセンター試験の「政治・経済」の問題で構成されている。倫理と政治・経済を含む公民科目で最も重視される学力は論理的な思考力である。論理的な思考力というものは学習をする際にも活用されなければならない。特に膨大な情報を整理する際に個々の情報を関連付けさせ整理する際にこの思考力が要求される。「倫理,政治・経済」は単純に考えて「倫理」「政治・経済」それぞれの科目の倍の情報量を持っているので,学習を行う段階からこの能力が強く要求される。

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フランス語
平成最後のセンター試験は・・・。

 平成最後のセンター試験。でも、平成最後だからといってフランス語のセンター試験は問題形式の特別な変更もなければ、レベルの変更もほぼない、「安心できる」試験でした。ただし、特別な変更がなかったからといって安心してばかりではいられません。毎年センター速報で書いているとおり、難関大学志望者にとって、フランス語は「高得点を取らなければ意味のない」試験なのです。

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