Benesse お茶の水ゼミナール
フランス語
大切なのは基礎力

いつも通りのセンター試験。問題傾向も変化なし。でも、受験生を「ひっかけよう」とする選択肢が若干増えた気がします。難しくはないけれど油断していると思わぬところで足をすくわれてしまうかも!?そんな問題がありました。問題作成者の「罠」にひっかかることなく、確実に点数を稼ぐために必要な力とは何か?それは、集中力と単語力と基礎文法力です。

フランス語のセンター試験は、高得点勝負です。フランス語受験者は、その多くが外国語好き(あるいは得意)でフランス語を学習していたり、帰国子女であったり、高校の第1外国語にフランス語を選択していたりします。そのため、平均点が英語よりも高くなっています。そして、フランス語で受験できる大学のほとんどがいわゆる難関大学です。厳しいようですが200点満点中160点以上(8割以上)であったとしても、フランス語受験では安心できません。

ここまで読んで、「8割以上の高得点?無理だよ〜。」って思った人。大丈夫!!センター試験で高得点獲得を目指すにはどうしたらいいのか?ずばり、正確な基礎知識をしっかり身につけることです。難しい問題を解くためのテクニックはここでは不要。だから、頭が痛くなるような複雑な構造の文章をひたすら読んだり、vocaの怒りマークの単語(最高レベル単語)を必死になって覚えたりしなくてもいいのです。むしろ、基本文法&単語をとことん学習してください。「基本を笑うものは基本に泣く!」です。お茶ゼミテキストの平常授業の説明や、vocaの無印マークまでの単語をとことん勉強してください。基本となる知識を徹底的にたたき込めば、満点獲得も充分可能です。
たとえば、第2問目の問2。Je suis tombee sur Pierre.の意味。tomberの複数の意味・使い方を正確に知っている人なら、難なく解ける問題です。この動詞は日常使われるもの。基本中の基本単語ですが、使い方を正確に知らなければ誤った選択肢にひっかかってしまうわけです。それから第4問目の問2。2 euros ( ) piece.のカッコに入るものを選ぶ問題。フランス語の「配分」を表す言い回しと定冠詞の使い方を頭に入れておけば迷わず解けるはず。同じく文法問題の問8。Une foisのあとに来るパターンを覚えていた人+過去分詞の使い方の基本を知っていた人は、正しい選択肢を選べたことでしょう。これらの問題は、難しそうに見えたとしても、基本をしっかり身につけていれば正しい解答を導き出せるものです。さらに第6問目は、今年もラッキー問題でした。使われていた単語はvocaの無表情レベルまで(4段階中2レベル)。基礎レベル単語で書かれており、なおかつビジュアル付き(「地図」と「犬の広告」の資料を見て問いに答える)なので解きやすかったのではないでしょうか。点数をガンガン稼いでもらいたい問題でした。
一方、一筋縄ではいかないのが第7問目。ここで点数を確実に取れるかどうかが、9割超えのカギとなります。ただし、第7問目の文章も、決して複雑な構造ではありません。お茶ゼミ平常授業のレベルに慣れていれば、正しく読めるはずです。単語も、註の単語を除いてvocaの範囲内です。この問題の難しさは、フランス語ではなく問いなのです。文章を読み解く力(外国語を訳す力ではなく、文章の意味と展開を理解する力)がないと、正しい解答を選べない作りになっています。何語であれ、説明文を読むのが苦手だという人は、文章を読み解く力を鍛えるべきです。
文章を読み解く力も、フランス語力も、数日勉強して急激に身につくものではありません。大切なのは「コツコツ」なのです。毎日しっかりフランス語の基礎を勉強していれば、1年後(高1生は2年後)のセンター試験で納得のいく結果を手に入れることができるはずです。どうか、後悔のないように今を大切にしてください!今日から早速、今この瞬間から早速、勉強に取り掛かってください。みんなが本番で満足のいく点数を取れますよう願っています。

第1問発音今年もリエゾン問題登場。
第2問類義文問題日頃から日常会話レベルの多義語をしっかり押さえる必要あり。
第3問発音・綴り例年通りの作りだが、細部に注意。単語の正確な綴りの暗記が必要不可欠。
第4問文法基礎レベル。基本をしっかり押さえていれば問題なし。
第5問会話とりわけ迷う選択肢はなし。自然な流れの会話を選べれば正解を導き出せる。
第6問資料読み取り満点が狙えるラッキー問題。
第7問長文読解9割超えのカギとなる問題。文章の展開を読み解く力が必要。
第8問並び替え作文熟語・構文の知識以上に文の構造や単語の使い方の知識が役立つ問題が出題された。


平均点変移
20112010200920082007
142.38134.81138.97135.31141.13